米国のSolana ETF関連商品への資金流入が拡大し、足元ではXRP関連商品を大きく上回っている。U.Todayが29日、報じた。
28日の日次純流入は、Solana関連商品が1270万ドルだった。XRP関連商品の396万ドルに比べ、3倍を超える水準となった。
優位は単日だけではない。直近30日ベースの流入額は、Solana ETF関連商品が2億7820万ドルと、XRPの1億2705万ドルの2倍超に達した。累計純流入ではXRPが18億ドル、Solanaが16億2000万ドルで、なおXRPが上回るものの、その差は急速に縮小している。
純資産残高でもSolanaがXRPを上回った。Solana関連ファンドの純資産残高は19億3000万ドルで、XRPの16億8000万ドルを超えた。上場しているETFの本数も、Solanaが9本、XRPが5本と開きがある。
一方、トークン時価総額ではXRPが954億7000万ドル、Solanaが706億9000万ドルで、XRPの方が大きい。ただ、トークン時価総額に占めるETF純資産の比率は、Solanaが2.72%と、XRPの1.76%を上回った。
売買代金でもSolanaが優勢だった。日次売買代金はSolanaが9043万ドル、XRPが3937万ドルだった。ETFの資金フローは機関需要を測る指標として見られることが多く、足元では市場の関心がSolanaに傾いていることを示す動きといえる。U.Todayも、機関需要がSolana側にシフトしていると伝えた。
価格動向もこうした資金移動と歩調を合わせている。Solanaは8月初めの75ドル台から上昇し、200日移動平均線が位置する95ドル近辺を明確に上抜けた。足元では119.81ドルまで上昇し、9月には125ドル近辺の短期高値も付けた。50日移動平均線は200日移動平均線との乖離を広げており、移動平均線の並びも上向きの形状を維持している。
もっとも、短期的な過熱感はまだ極端ではないとの見方もある。相対力指数(RSI)は60前後にとどまり、直近のローソク足では125ドル近辺でいったん上値を抑えられた。出来高にもやや鈍さが見られた。U.Todayは、Solanaが直ちに強い買われ過ぎ局面に入ったわけではなく、なお上昇余地が残ると指摘している。
今後の焦点は、この資金流入ペースを維持できるかどうかだ。Solanaが110ドルのサポートラインを維持し、足元と同様の流入基調が続けば、XRPとの差は純資産残高や市場シェアの面でさらに広がる可能性がある。
ただ、ETF市場全体の規模でみれば、ビットコインは1078億2000万ドル、イーサリアムは176億9000万ドルに達しており、Solanaの存在感はなお限定的だ。それでも市場では、絶対額そのものより、直近の増加ペースと資金フローの向きに視線が集まっている。