全国金融産業労働組合と金融産業使用者協議会は28日、銀行店舗の開店時刻を2027年4月から30分繰り下げることなどを盛り込んだ産別交渉で暫定合意した。総額賃金は3.0%引き上げる。
金融業界によると、金融労使は同日の産別中央交渉で、約5カ月ぶりに暫定合意に達した。
合意案では、2027年4月から銀行店舗の開店時刻を現行の午前9時から午前9時30分に変更する。閉店時刻は午後4時を維持する。
総額賃金は3.0%引き上げる。若年層の新規採用などに必要な財源は、使用者側が別途負担する。
ワークライフバランス施策として、出勤時刻を柔軟に調整できる制度も新設する。従業員は週1時間以内、1日最大30分まで出勤時刻を遅らせることができる。
昨年導入した金曜1時間の早帰り制度の定着に向けては、顧客対応の終了時刻を明確にする「ラストコール」制度を導入する。使い切れなかった早帰り時間は、年2日を上限に代休へ振り替えられるようにした。
育児休業の対象となる子どもの年齢要件も、小学校6年生まで広げる。小学校低学年の子どもを持つ従業員を対象とした勤務時間調整制度の適用期間も延長する。
金融労組は29日、銀行別支部の代表者会議を開き、合意内容の詳細を共有する予定だ。
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