Waymoは22日、米サンフランシスコ・ベイエリアで、ロボタクシーと公共交通を乗り継いで利用した利用者に乗車クレジットを付与する特典プログラムを開始すると発表した。ロボタクシーをバスや鉄道の代替ではなく、駅までのアクセス手段として使ってもらう狙いがある。
プログラムはまず従業員を対象に始め、今後数週間で一般利用者にも広げる。その後、ほかの都市への展開も予定している。
利用方法は、WaymoアプリにVisaカードを登録し、同じカードでWaymoと公共交通の運賃を2時間以内に支払う仕組みだ。条件を満たすと、Waymoは自動的に2.85ドル(約428円)分の「Waymo Cash」を付与する。金額はサンフランシスコのバス基本運賃に相当し、現金での還元ではなく、次回以降のWaymo乗車に使えるクレジットとなる。対象は、Visaのタッチ決済に対応するベイエリアの27の公共交通事業者だ。
Waymoによると、サンフランシスコ、ロサンゼルス、フェニックスで実施した利用者調査では、回答者の半数超が公共交通も利用していた。ただ、この数字は、すべての利用者が1回の移動の中でロボタクシーと公共交通を必ず乗り継いでいることを示すものではないという。
同社は、昨年12月に始まったベイエリアの乗り継ぎ割引制度とタッチ決済の枠組みに、今回の施策を組み合わせることで、通勤コストの抑制と移動の利便性向上につなげたい考えだ。
鉄道との接続強化にも乗り出す。Waymoは通勤鉄道を運営するCaltrainと連携し、駅の駐車スペース40台分を専用の車両待機場所として活用する予定だ。列車から降りた利用者がロボタクシーに乗り継ぎやすくし、逆にロボタクシーから列車への接続もしやすくする。