Hana Financial Groupは10月23日、2026年1〜3Qの連結当期純利益が3兆6243億ウォン(約3986億円)となり、前年同期比5.6%(1909億ウォン)増加したと発表した。資産運用や投資銀行(IB)を中心に手数料収益が拡大し、取締役会は2500億ウォン(約275億円)規模の追加の自社株買い・消却も決議した。
第3四半期(7〜9月)の連結当期純利益は1兆2214億ウォン(約1344億円)だった。四半期ベースで1兆2000億ウォン台の利益水準を維持している。
1〜3Qのコア利益は9兆6260億ウォン(約1兆590億円)で、前年同期比14.2%(1兆1953億ウォン)増えた。内訳は利息収益が7兆4832億ウォン(約8232億円)、手数料収益が2兆1428億ウォン(約2357億円)。
特に手数料収益は前年同期比29.8%増と大きく伸び、業績を押し上げた。資産運用とIB部門の拡大が寄与し、コア利益に占める手数料収益の比率は前年同期の19.6%から22.3%へ上昇した。
主力子会社のHana Bankの1〜3Q連結当期純利益は3兆3157億ウォン(約3647億円)で、前年同期比5.8%(1824億ウォン)増加した。第3四半期の純利益は1兆1946億ウォン(約1314億円)だった。
Hana Bankの1〜3Qの手数料収益は8740億ウォン(約961億円)と、前年同期比11.5%(904億ウォン)増え、1〜3Qベースで過去最高を更新した。退職年金やバンカシュランス関連の手数料増に加え、輸出入取引先の拡大を受けて、外国為替手数料や外為売買益が伸びたことも寄与した。
銀行の1〜3Qの利息収益は6兆7773億ウォン(約7450億円)で、手数料収益を含むコア利益は7兆6513億ウォン(約8417億円)となった。第3四半期の純金利マージン(NIM)は1.57%だった。
非銀行子会社では、Hana Securitiesの1〜3Q当期純利益が2834億ウォン(約312億円)となった。Hana Cardは1753億ウォン(約193億円)、Hana Capitalは1445億ウォン(約159億円)の純利益をそれぞれ計上した。
健全性や効率性を示す指標も安定している。1〜3Qの貸倒費用率は0.30%、営業利益経費率(CIR)は38.38%で、前年同期比0.38ポイント改善した。
資本適正性を示す普通株式等Tier1比率(CET1)の推定値は、9月末時点で13.45%となり、前四半期末比で0.18ポイント上昇した。Hana Financial Groupが7月に公表した「企業価値向上計画2.0」で示した13%以上の目標を上回った。自己資本利益率(ROE)は10.62%、総資産利益率(ROA)は0.71%、国際決済銀行(BIS)自己資本比率の推定値は15.45%だった。
業績改善と資本余力を背景に、株主還元も拡大する。取締役会は追加の自社株買い・消却に加え、1株当たり1165ウォン(約128円)の第3四半期現金配当も決めた。1株当たり配当金は前年同期比26.6%増となる。
1〜3Qまでに取得を終えた自社株は6990億ウォン(約769億円)相当で、今回決めた2500億ウォンを合わせると、2026年の自社株買い・消却規模は計9490億ウォン(約1044億円)に達する。前年の7541億ウォンに比べ25.8%増で、年間ベースでは過去最大となる。
Hana Financial Groupは今後も、「企業価値向上計画2.0」に基づき、資本効率の改善と株主還元の拡大を継続して進める方針だ。グループ本部の仁川・青羅への移転を契機に、生産的金融と包摂金融を広げ、実体経済と民生経済への支援も強化するとしている。