XRP 写真=Shutterstock

XRPが過去に約2年のもみ合いを経て大きく上昇した局面を踏まえ、足元の弱気相場で早計な判断を避けるべきだとの見方が出ている。Black Swan Capitalist共同創業者のバンデル・アルジャラ氏は、長期の停滞局面こそ忍耐が必要だと訴えた。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が22日(現地時間)に報じたところによると、アルジャラ氏はXで、XRPの2017〜2018年の上昇相場前の値動きに言及した。大幅な上昇に先立ち、長い横ばい局面が現れる可能性があると強調した。

同氏によれば、XRPは当時の上昇局面に入る前、およそ2年にわたって一定のレンジ内で推移した。こうした停滞局面で忍耐を失うのは、投資初心者にありがちな誤りだとの見方も示した。

同氏が示したXRP/USDの週足チャートでは、XRPは約742日間にわたり0.004〜0.011ドルのレンジで推移。その後、2017年にこの水準を上抜け、2018年1月にサイクル高値を付けたという。アルジャラ氏は、この期間の上昇幅が約630倍に達したと説明した。

一方で、上昇率の算定を巡っては異論も出ている。ある利用者は、約0.006ドルから過去最高値の3.84ドルまで上昇した場合、上昇率は約6万4000%になると指摘した。これに対しアルジャラ氏は、どの取引所の価格を基準にするかで数値は変わると反論。2014年のサイクル安値から2018年1月の高値までで計算すれば、上昇率は約11万9000%になると主張した。

もっとも、当時の値動きを現在の市場環境にそのまま当てはめるのは難しいとの見方もある。一部の投資家は、現在の暗号資産市場は2017〜2018年当時と大きく異なるとし、市場メーカーの影響力や汚職疑惑などを理由に、同規模の上昇再現には懐疑的な姿勢を示した。

XRPの長期的な価値を巡る疑問もくすぶる。かつては1セント未満から数ドル台まで上昇した一方、その後はそれに見合う追加的な上昇が見られないとの指摘があるためだ。こうした反応は、過去の価格パターンが現在や将来の値動きを予測する材料となり得るのか、市場が見極め切れていない現状を映している。

足元のXRPは1.30ドル前後で推移し、過去最高値の3.84ドルを約66%下回る水準にある。現在値から6万2000%上昇すれば約807ドルに達する計算だが、多くのアナリストは短期での到達には懐疑的とされる。一方で、数十年単位の長期では可能性を完全には否定しない見方もある。

XRPは2024〜2025年の市場サイクルでも約700%上昇した経緯がある。今回の論点は、過去の上昇率そのものよりも、長期のもみ合いが再び相場回復と上昇につながるかどうかにある。アルジャラ氏は、停滞局面では忍耐が欠かせないとの立場を維持しているが、過去と同様の急騰が再現するかを巡っては慎重な見方がなお優勢だ。

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