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アルトコイン市場の持ち直しには、まずBitcoinの上昇が必要だとの見方が強まっている。市場では足元、アルトコインから資金が流出し、BitcoinとEthereumに資金が集中。Bitcoinが重要水準とされる8万2500ドルを維持しつつ、8万7000ドルを上抜けられるかが焦点になっている。

CryptoPolitanが22日(現地時間)に報じたところによると、マーケットメイカーのWintermuteと暗号資産取引プラットフォームのPhemexは、現在の相場について、アルトコインよりもBitcoinやEthereumなど主要銘柄のほうが相対的に優位との見方を示した。

市場の関心は、資金が大型銘柄に偏っている点にある。Wintermuteは、現状ではアルトコインよりBitcoinやEthereumのほうがリスク調整後のリターンに優れると分析。Bitcoinが上昇に転じなければ、アルトコインのラリー再開も難しいと指摘した。

Bitcoinの重要な節目として挙がっているのが8万2500ドルだ。この水準は従来の抵抗線から下値支持線へと転じたとみられている。8万7000ドルを上抜ければ一段高の余地が広がる一方、8万2500ドルを明確に割り込めば、7万ドル水準を再び試す可能性があるという。

相場の重しとなったのは米物価指標だ。米インフレ率は3.7%、コア指数は0.3%上昇。エネルギー価格の上昇がコア指標にも波及し、リスク資産が不安定化するなか、ナスダックは5.5%下落した。一方で、ブレント原油は5.0%上昇し、米国債は2.65%上昇した。

暗号資産相場も軟調だった。Bitcoinは直近24時間で約4%下落し、8万1200ドル近辺で推移。Ethereumも同期間に4.24%下落し、2380ドル台で取引された。暗号資産市場全体の時価総額は1日で2%減の2兆8400億ドルとなった。

アルトコイン市場は直近1週間で5.69%下落し、低迷が続いている。Wintermuteは、一部の主要銘柄を除いてアルトコインから資金が流出し、BitcoinとEthereumに集中していると分析。アルトコインが反発するには、Bitcoinが先に上昇基調を取り戻す必要があるとした。

Phemexも同様の見方を示した。暗号資産市場全体に占めるBitcoinのシェアを示すドミナンスは、アルトコインの不振を背景に60%まで上昇したという。今回の下落局面では、大口投資家の1人がポジションを清算され、121.33BTC、約990万ドルの損失を被ったとされる。アジア株の急落や中国株の弱気相場入りも、投資家心理を冷やす要因として挙げられた。

次の分岐点として注目されるのが10月28日の連邦公開市場委員会(FOMC)だ。Wintermuteは、会合後も足元の狭いレンジ相場が続く可能性は低く、結果次第で相場が上下いずれかに大きく動く可能性があるとみている。米連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派姿勢を示せば、Bitcoinはナスダックとともに一段の下押し圧力を受ける可能性がある。一方、ハト派姿勢に加え企業業績の好調が重なれば、上昇の追い風になり得るとした。

市場では、Bitcoinが8万2500ドルを回復・維持したうえで、8万7000ドル突破を試せるかに関心が集まっている。アルトコインの反発余地も、まずはBitcoinの方向感が定まるかどうかに左右されそうだ。

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