VCAT.AIは10月22日、TV朝日の時代劇ドラマ「真田十勇士」の制作に参加し、高難度アクションシーンのAI映像制作を担当したと発表した。
同社によると、生成AIを使った映像はこれまで、短尺の広告やショートフォーム、SNS向けコンテンツを中心に活用されてきた。一方で今回は、制作スケジュールや品質基準が厳格な地上波ドラマの制作工程にもAIを取り入れたとしており、AI映像の活用領域が放送コンテンツへ広がりつつあるとみている。
VCAT.AIが主に手掛けたのは、俳優やカメラの動きが多い高難度のアクションシーンだ。制作チームは、撮影現場の動線やカメラワークを反映してAI映像を設計し、人物、背景、建物などを日本の戦国時代に関する考証資料を基に生成したとしている。
また、ドラマ公開に先立ち、プロモーション向けの広告映像もAIで制作した。撮影を行わず、全工程をAIで制作したこの映像は、10月19日(現地時間)に米ニューヨーク・タイムズスクエアの電光掲示板で放映され、21日には日本の地上波番組でも紹介されたという。
チョン・ボムジン代表は、「品質基準が厳しいことで知られる日本の地上波ドラマの制作現場にVCAT.AIが参加したこと自体、この市場で当社のAI映像制作力が認められたことを意味する」とコメントした。
その上で、「日本の放送現場で検証した実力を基に、グローバルの放送・エンターテインメント市場でAI映像制作の新たな基準を築いていく」と述べた。
VCAT.AIは、GEO、リサーチ、制作、運用までを包括するオールインワンのAIマーケティングエージェント。専門家向けのAI映像制作から対話型コンテンツ生成まで、大手ブランドのマーケティング各工程の自動化を支援しているという。