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暗号資産カストディー大手のFireblocksは10月22日、Visaによる買収報道を否定した。Axiosは同日、VisaがFireblocksを約25億ドルで買収する最終段階の協議を進めていると報じたが、Fireblocksは「現時点では事実ではない」としている。

The Blockによると、Fireblocksは同社に対し、「Visaによる買収報道は認識しているが、当社として承知している事実ではない」と説明した。Visaの広報担当者は「うわさや憶測についてはコメントしない」と述べ、個別の報道への言及を避けた。

Fireblocksは2022年1月のシリーズEラウンドで5億5000万ドルを調達し、企業価値は80億ドルと評価された。

Fireblocksは2018年設立。機関投資家向けに暗号資産カストディーとデジタル資産インフラを提供している。2025年9月にはステーブルコイン決済ネットワークを開始し、Circle、Bridge、Zero Hash、Yellow Cardなど40社超が参加している。

今回の取引が実現すれば、暗号資産業界でも過去最大級の買収案件の一つとなる可能性がある。Coinbaseは2025年、デリバティブ取引所Deribitを29億ドルで買収した。Naver Financialは、暗号資産取引所Upbitの運営会社Dunamuを約103億ドルで取得する株式交換取引を進めている。

Visaはこの数カ月、ステーブルコイン関連事業を拡大してきた。8月にはZero Hashとの協業を発表し、Visa Directを通じたステーブルコインの入金と支払いを支援するとしていた。

競合のMastercardも8月、ステーブルコイン関連インフラ企業BVNKの買収を完了している。

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