Dogecoin(DOGE)のイメージ写真=Shutterstock

Dogecoinに短期反発への期待が出ている。オンチェーン指標の365日MVRVが0.74まで低下し、保有者の含み損が拡大しているためだ。もっとも、相場が0.10ドルを回復するには、0.087~0.088ドルに位置する抵抗帯の突破が必要になる。

ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、オンチェーン分析会社Santimentは21日(現地時間)、Dogecoinの365日MVRV(時価総額を実現時価総額で割った指標)が0.74近辺まで低下したと伝えた。

Santimentは、主要暗号資産の中でもDogecoinのシグナルが際立っていると分析した。365日MVRVが0.74付近まで下がったことは、直近1年の保有者が平均して大きな含み損を抱えていることを示すという。一般にMVRVが高い局面では利益確定売りのリスクが高まり、逆に低い局面では売り圧力が一巡しつつある可能性がある。

足元では暗号資産市場全体に持ち直しの動きもみられており、Dogecoinがこの流れに乗れるかが注目点となっている。市場では、来週予定される米連邦準備制度理事会(FRB)の金利判断を前に、新たな経済指標の発表を見極めようとする姿勢が強い。

テクニカル面では、Dogecoinが短期的な下値支持を固められるかが焦点だ。相場が持ち直せば0.10ドル(約15円)を目指すシナリオも意識されるが、その前に日足ベースの200日移動平均線と50日移動平均線が位置する0.087ドル(約13円)と0.088ドル(約13円)の抵抗帯を上抜く必要がある。

比較対象では、XRPの365日MVRVは0.92水準で、こちらも含み損圏にあるとされた。Santimentは、過去の傾向からみて、こうした水準は相対的にリスクが低い局面になりやすいとみている。一方、Bitcoin、Ethereum、Chainlink(LINK)は0.97~1.04に集中し、平均的な保有者が損益分岐点近辺にある中立圏と位置付けられた。

Dogecoinを巡っては、エコシステム拡大の動きも出ている。Dogecoinのウォレットやアプリケーションネットワーク、加盟店向け決済ツールを開発してきたチームは、Dogecoin Foundationと連携してDogecoin Labsを立ち上げた。Dogecoin LabsはMyDoge、DogieOS、Searchアプリの保有・運営を担い、消費者向けアプリ、決済、商取引、分散型金融(DeFi)、ゲーム分野でDogecoinの活用拡大を進める。財団は引き続き、エコシステム管理とオープンソース開発を担当する。

一方で、伝統金融分野への展開が投資家の資金流入に直結しているわけではない。BitwiseはDogecoinの現物ETFを終了する予定で、価格反発への期待とは別に、資金流入の土台がどこまで維持されるかを見極める必要がある。

Santimentは、MVRVについて「直近の買い手が過大な含み益を抱えているのか、それとも痛みを伴う含み損の状態にあるのかを示す指標だ」と説明している。そのうえで、DogecoinとXRPについては強い機会シグナルが出ている一方、BTC、ETH、LINKは中立圏にあるとの見方を示した。

キーワード

#Dogecoin #MVRV #Santiment #XRP #移動平均線 #現物ETF #DeFi
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.