AIエージェント向け分散型データネットワークを手がけるDataLineが、シードラウンドで1060万ドル(約16億円)を調達した。年内にはトークンを発行し、Base上で公開販売する計画だ。The Blockは21日(現地時間)に報じた。
報道によると、今回の資金調達はLatticeとDispersion Capitalが共同主導した。Samsungのほか、Coinbase Ventures、Symbolic Capital、Anagramなども参加した。
The Blockは、DataLineが将来持分契約(SAFE)にトークン取得権を組み込む形で資金を調達したと伝えている。企業価値は公表していない。
DataLineは、AIエージェントが必要に応じて利用し、対価を支払って取得できるデータを提供する。オンチェーンとオフチェーンの双方のデータを扱い、開発者は同社プラットフォーム上でエージェントを複数のデータソースに接続できる。
AIがデータの信頼性、鮮度、一貫性をスコア化し、エージェントがその情報を信頼して利用できるかどうかを判断しやすくするという。
共同創業者のヌオ・シは、「0.97ドルで取引されるステーブルコインは、割安な可能性もあれば、デペッグの兆候である可能性もある」と述べ、「単純な価格情報だけでは両者を区別できない」と説明した。
現在対応するデータソースは約50件。Hyperliquid、Polymarket、Kalshi、Base、Robinhood Chainなどが初期パートナーとしてプロジェクトを支援している。
BaseとRobinhood Chainの開発者は、DataLineを無料で利用できる。
DataLineは年内にトークンを発行する予定だ。ユーザーはトークンでデータを購入し、サービスにアクセスできる。月額課金は不要としている。
また、トークンを一定期間預け入れることで、その期間中は継続的にデータを受け取れる仕組みも導入する。
トークンの公開販売は、Uniswapのオークションシステム「連続清算オークション(CCA)」を採用し、Base上で実施する予定。詳細は来週公表する。
調達資金は、データソースの拡充や検証機能の高度化に充てる。今後は、ロボットやAI向け学習データの分野にも事業を広げる計画だ。