Stealienは10月22日、WebサイトのURLを入力するだけで「PHP2Shell」脆弱性の影響有無を確認できる無償オンライン診断を公開したと発表した。
利用者は専用ページ(https://stealien.com/php2shell)にアクセスし、診断対象となるWebサイトのURLを入力することで、脆弱性の影響の有無を確認できる。診断結果はPHP2Shellに関する確認に限られ、Webサイト全体の安全性を保証するものではない。セキュリティアップデートの代替にもならないとしている。
PHP2Shellは、Webサービスの稼働基盤として広く使われるPHPで見つかった2件の重大な脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)の総称だ。悪用された場合、未認証の攻撃者によってサーバー上で任意のコードを実行されたり、機密情報にアクセスされたりする恐れがある。
PHPは、Webサイトやオンラインショップ、掲示板、管理者向けページなど幅広いWebサービスで利用されている。WordPressやGnuboardなど、広く使われるWebサイト構築ツールもPHPベースで動作するという。
今回の脆弱性は個別サイトの実装ではなく、PHP自体に起因する。このため、脆弱なPHP環境を利用している場合は、サイトを安全に開発していても影響を受ける可能性がある。
Stealienは、オンライン診断の結果にかかわらず、実際のPHP環境にセキュリティアップデートが適用されているかに加え、更新後に関連するWebサービスを再起動したかどうかを確認する必要があると強調した。
パク・チャンアム代表は「今回のような緊急時には、運用中のサービスが脆弱性の影響を受けるかを確認し、迅速にセキュリティ対策を講じることが重要だ」と述べた。その上で、「セキュリティ人材が不足する中小企業や機関にとって、一助になればと考え公開した」と説明した。