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AIスタートアップのRecursiveは21日、ノートPC上で動作する無償のコーディングAIモデル「Flint」を公開した。TechCrunchが報じた。Flintの開発では、同社の自動研究システム「Eureka Machine」が工程の大半を担ったという。

報道によると、Eureka MachineはFlintの開発で、アイデア立案から実験の実行、結果の評価、次の試行の決定まで幅広く関与した。Recursiveは、小規模なチームが4カ月足らずでゼロからモデルを構築できたとしている。

TechCrunchによれば、モデル規模を71%縮小しながら品質をほぼ維持する学習手法も、Eureka Machineが見いだした。この仕組みが、短期間での開発を後押ししたとみられる。

Recursiveは5月、企業価値46億5000万ドルで6億5000万ドルを調達し、注目を集めた。CEOはSalesforceのチーフサイエンティストを務めたリチャード・ソーチャー氏。

Flintは、同社のクラウドサーバではなく、利用者のコンピュータ上で動作する。開発者はインターネット接続なしでも利用でき、コードを外部送信する必要もない。従量課金もなく、モデルはHugging Faceから無償でダウンロードできる。

総パラメータ数は400億だが、タスクごとに使うのは25億のみ。このため、一般的なノートPCでも動作可能だとしている。

実際のソフトウェアのバグ修正能力を測る評価では、500億未満のモデルで最高スコアを記録した。

一方でRecursiveは、大型の有料コーディングAIツールに比べると、Flintは利用時により多くのガイダンスが必要だと認めている。そのうえで、大きな作業を一度に任せるのではなく、小さな工程に分けて順に指示する使い方を勧めた。

Recursiveは、AIがより優れたAIを生み出し、そのAIがさらに次のAIを改良していく「再帰的自己改善」も目標に掲げる。ソーチャーCEOはWiredに対し、「人がプロセスを監督し、問題が起きれば止められる形で実現したい」と語った。

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