設立から1年のAIスタートアップ、Flapping Airplanesが、シリーズAラウンドで10億ドルを調達した。TechCrunchが21日(現地時間)に報じた。企業価値は60億ドルとされる。
報道によると、今回のラウンドはIndexとLuxが共同で主導した。既存投資家のSequoia、GV、Kleiner Perkinsも参加し、NVIDIAも出資した。
Flapping Airplanesは9カ月前、GV、Sequoia、Indexから1億8000万ドルのシード資金を調達して創業した。当時の企業価値は15億ドルで、9カ月で評価額は4倍に拡大したことになる。
同社は、より少ないデータで大規模モデルを学習させる技術の開発に注力している。その中核として打ち出すのが「メガカーネル」だ。
GPU上で動くプログラムは一般にカーネルと呼ばれ、通常は処理ごとに個別のカーネルを実行する。これに対しメガカーネルは、複数の処理を単一のプログラムに統合して一括実行する仕組みだ。同社はこの技術により、モデル学習とサービス運用、さらにはビデオゲームの実行まで同時に進められるとしている。
創業者らは、AIはなおGPUの性能を十分に引き出せていないとみている。メガカーネルによってGPUの遊休時間を減らし、インターネットの半分を学習データとして使わなくても知能システムを構築できる、というのが同社の主張だ。Flapping Airplanesは、学習と運用のコストを抑えたAIシステムの開発を目標に掲げている。
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