LG Uplusは10月22日、Ericssonと長距離フロントホール技術およびネットワーク自動化機能の実証を行い、基地局の無線装置(RU)と分散装置(DU)の接続距離を従来比で最大3倍に拡大しても、安定した通信品質を維持できることを確認したと発表した。
フロントホールは、基地局でアンテナ機能を担うRUと、データ処理を担うDUを結ぶ区間を指す。AI-RANやクラウドベースネットワークの実現に向けた基盤技術の1つとして注目されている。
今回の実証では、Ericssonが提供したフロントホール装置とネットワーク自動化機能を活用した。LG Uplusの基地局設備との相互接続性を確認するとともに、長距離接続環境での通信品質や自動化機能を検証した。
その結果、RUとDUの接続距離を従来比で最大3倍に広げても、安定した通信品質を維持できることを確認した。あわせて、装置障害時に待機系へ自動で切り替えるDU冗長化技術についても検証した。
LG Uplusでネットワーク先行開発を担当するイ・サンホン氏は、「今回の実証は、将来のネットワーク環境に必要な中核技術を確認した点で意義がある」とした上で、「次世代ネットワーク時代に求められる新技術の発掘を継続していく」と述べた。
Ericsson Koreaでネットワークソリューションを統括するイ・ジヒョン常務は、「今回の実証を通じて、長距離フロントホールとネットワーク自動化を基盤とする次世代ネットワーク実現の可能性を確認した」とコメント。「AI-RANを含む将来のネットワーク環境に必要な技術開発と検証に向け、今後も協力を続ける」と述べた。