ビットコインのイメージ写真=Reve AI

ビットコインが8万4500ドル台まで上昇し、週次高値を更新した。原油高と米長期金利の落ち着きを受けて暗号資産市場には買い戻しが入ったが、米追加利上げ観測は引き続き上値の重荷となりそうだ。

ブロックチェーンメディアのDecryptoによると、21日(現地時間)のビットコインは24時間で2.5%上昇し、8万4500ドル前後で取引された。暗号資産の時価総額は2.2%増の2兆9000億ドルとなった。

アルトコインも総じて堅調だった。イーサリアムは2.5%高の2504ドル、ソラナは2.2%高の108.18ドル、BNBは2.0%高の749ドル。主要銘柄ではXRPが4.1%高の1.37ドルとなり、Zcash(ZEC)は11.2%上昇して1332ドル近辺で推移した。

投資家心理にも改善がみられた。暗号資産の恐怖・強欲指数は前日比3ポイント上昇の55となり、中立圏を維持した。市場がパニック局面を脱した一方で、強気一辺倒の地合いには至っていないことを示している。

外部環境では、一部で重荷が和らいだ。ブレント原油は今月、1バレル97〜112ドルのレンジで推移した後、この日は108ドル近辺で取引された。米10年債利回りも同日にやや沈静化した。原油高はインフレ懸念を強め、長期金利の上昇を通じてリスク資産への資金流入を抑えやすい構図にある。

もっとも、金利を巡る不透明感はなお残る。米連邦準備制度理事会(Fed)の政策金利は、9月の利上げ以降、3.75〜4.00%の水準にある。市場では10月28日の会合で据え置き観測が優勢だが、12月9日の会合については追加利上げの可能性をより強く織り込んでいる。今回の上昇が相場の転換につながるのか、それとも金利高局面での自律反発にとどまるのかが焦点だ。

テクニカル面では、8万1603ドルのサポート水準を回復できるかが重要になる。ビットコインは10月の調整局面で同水準を下回った後、再び持ち直した。50日指数移動平均は8万782ドル、200日指数移動平均は7万6084ドル付近にある。RSI(相対力指数)は58.5で、買い優勢ではあるものの過熱圏には入っていない。

短期的には8万4726ドルを上抜けられるかがポイントとなる。日足終値で同水準を上回れば、次の上値目標として8万6090ドルと、9月高値の8万7422.70ドルが意識される。一方、8万1603ドルを下回れば、8万782ドル、7万9711ドル、7万6084ドルが順に下値支持線として意識される見通しだ。予測市場Myriadでは、10月中にビットコインが8万7500ドルに達する確率を31%、9万ドルに到達する確率を18%とみている。

今回の反発は、価格上昇に加え、8万1603ドルのサポート水準回復と主要移動平均線を上回る推移が同時に確認された点で注目される。ただ、原油と金利の不安要因は残っており、テクニカルな反発が本格的なトレンド転換につながるかどうかはなお見極めが必要だ。

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