写真=Olo。店頭と同一価格で注文できる一般向けアプリを公開した

米国外食向け注文ソフトウェア企業のOloは、店頭と同一価格で利用できる一般消費者向けのフード注文アプリを公開した。メニュー価格の上乗せがない点を打ち出し、DoorDashやUber Eatsが主導する米フードデリバリー市場に切り込む。

Business Insiderが20日(現地時間)に報じたところによると、Oloは同日、全米で利用できる一般向け注文アプリの提供を始めた。利用者はアプリ上で近隣の飲食店を探し、テイクアウトまたは配達を注文できる。

最大の売りは価格設定だ。既存のデリバリープラットフォームでは、飲食店が高い手数料負担を織り込んで、店頭より高い価格を設定するケースがある。これに対し、Oloは店頭と同じメニュー価格を掲げる。

Oloはこの仕組みにより、利用者の注文コストを15〜30%抑えられるとしている。ただ、すべての注文で割安になるわけではない。利用者には注文額の5%のネットワーク手数料がかかり、配達では別途、配達料が発生する場合がある。

Oloの最高経営責任者(CEO)、ノア・グラス氏は、メニュー価格を引き上げない方式は利用者の体験向上につながるだけでなく、飲食店にとっても持続可能な事業モデルになると説明した。

サービス開始時点では、Five Guys、Dave's Hot Chicken、Waffle Houseなど250超の外食ブランドが参加する。

Oloは2005年、ショートメッセージ経由で飲食店に注文するサービスとして創業した。現在は約800の外食ブランドに注文システムを提供し、1日当たり350万件超の注文を処理している。

一方、Oloは自前の配達員組織を持たない。配送手配システムを通じて、Grubhubなど外部配送事業者の料金や配達速度を比較し、適切な事業者を選ぶ仕組みだ。

利用者はよく使う店をお気に入り登録できるほか、広告表示や有料掲載順位に左右されずに飲食店を検索できる。

仲介手数料を抑えた運営と低価格を前面に打ち出すOloが、既存デリバリープラットフォームの利用者をどこまで取り込めるかが注目される。

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