KTは21日、全国の病院関係者を対象にしたセミナーを開催し、通信・クラウド基盤から医療データプラットフォーム、AIサービスまでを統合した「医療標準化モデル」を紹介した。今後は同モデルを軸に、病院ごとのAX導入支援を本格化する。
セミナーは、ソウル市江西区の「コートヤード・バイ・マリオット・ソウル・ボタニックパーク」で開いた。上級総合病院や地域拠点の公立病院などから、約60人が参加した。
今回の催しは、KTが今月1日に公開した医療標準化モデルの概要と、医療機関の環境に応じたAX推進策を共有する場として設けたもの。医療標準化モデルは、通信・クラウド基盤、医療データプラットフォーム、AIサービスを一体で提供する構成とした。
セミナーでは、チャン・デソンKTエンタープライズ常務が、医療標準化モデルの構成と活用戦略を説明した。続いて、チェ・ジョンウォンKPMGパートナーが、国内の医療AX市場の動向や先行病院の革新事例を紹介した。
KTはこの場で、医療現場での活用を想定した主要AIサービスも公開した。医療データプラットフォームは、電子カルテ、医療画像、検査・研究データなど院内に分散する情報を標準化して連携し、AI活用の基盤を提供する。
手術室スケジュールエージェントは、手術日程と病床、人員の状況を連動させることで、手術室運営を支援する。
患者対応を支援する「AI患者アシスタント」も紹介した。AIボイスボットを活用し、24時間の問い合わせ対応に加え、症状に応じた診療科案内、予約受け付け、診療後の案内などを支援する。
KTは今後、医療標準化モデルを基盤に、病院ごとのAX導入支援を進める方針だ。医療データ活用基盤の構築と、AIエージェントの実務適用を軸に協業を強化する。
チャン・デソン常務は「医療標準化モデルで検証した機能をモジュール化して提供することで、病院が必要な機能を選んで導入し、医療AXをより迅速かつ効率的に進められるよう支援する」と述べた。