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Hyperliquid(HYPE)とZcash(ZEC)が、暗号資産の時価総額ランキングで9位を争っている。両者の差は約5億6000万ドルにとどまり、足元の値動き次第では順位が入れ替わる可能性もある。ブロックチェーンメディアのU.Todayが10月20日(現地時間)に報じた。

時価総額は、Hyperliquidが197億8000万ドルで9位、Zcashが192億2000万ドルで10位。差は約5億6000万ドルだった。

直近1週間の値動きをみると、両銘柄とも軟調だった。Hyperliquidは77.90ドルで週間5.16%安、Zcashは1135.89ドルで同4.50%安となった。

下落率は、ビットコイン(BTC)の2.23%安をいずれも上回った。一方で、イーサリアム(ETH)の4.66%安と比べると、Zcashはやや小幅、Hyperliquidはおおむね同水準の下げにとどまった。

取引高ではZcashがHyperliquidを上回った。Zcashは7億1521万ドル、Hyperliquidは5億4144万ドルで、足元ではZcashのほうに売買が集まっていることを示した。

チャート面では、両銘柄とも9月末の高値を付けた後、上昇の勢いが鈍っている。Hyperliquidは9月末に98ドル近辺まで上昇した後、下落基調に転じ、現在は100日移動平均線が位置する77ドル前後で推移している。

この水準は過去にも下値支持として意識されてきた。市場では、この価格帯を維持できるかが目先の焦点となっており、下抜けた場合は200日移動平均線がある67ドル近辺が次の支持帯として意識される。

モメンタムも強くない。Hyperliquidの相対力指数(RSI)は40近辺で、売られ過ぎの水準ではないものの、地合いの弱さを示している。上昇基調を取り戻すには、82〜83ドルのゾーンを回復できるかがポイントになる。

一方、Zcashは値動きの振れがより大きかった。8月に約500ドルだった価格は、9月にはほぼ1700ドルまで上昇し、200%超の上昇率を記録したが、その後の調整も急速に進んだ。

価格は一時1050ドル近辺まで下落した後、小幅に反発した。ただ、現在は50日移動平均線の1180ドルを下回っており、この水準は上値抵抗として意識されている。

これに対し、100日移動平均線が位置する1000ドル近辺は主要な下値支持とみられる。200日移動平均線は790ドル近辺にあり、RSIは45前後で中立圏にとどまっている。

両銘柄とも高値形成後に調整局面へ入った点は共通するが、支持線までの距離には違いがある。Hyperliquidがすでに100日線近辺での攻防に入っているのに対し、Zcashには主要支持線までなお下落余地があるとの見方が出ている。

時価総額9位争いの分岐点も、この水準にある。Hyperliquidが82ドルを上回れば差を広げる可能性があり、Zcashが1200ドルを回復すれば、プライバシーコインとして再び上位をうかがう展開も想定される。

焦点は、どちらが先に反発の兆しを示すかに移っている。9月の急騰後にそろって調整局面へ入っただけに、短期的な戻りを先行して示す銘柄が、時価総額ランキングでも優位に立つ可能性がある。

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