DeepLは10月21日、リアルタイム音声翻訳「DeepL Voice」のAmorepacificにおける月間利用件数が100件を超えたと発表した。導入初期は月20〜30件だったが、足元では月100件超まで伸び、ライセンス稼働率も95%を上回っているという。
Amorepacificは、米州、中国、日本、東南アジアなど海外拠点間の連携拡大に伴い、多言語での会議運営を支える目的でDeepL Voiceを導入した。社内PoCを経て採用を決め、現在はグローバル会議や多言語カンファレンス、従業員教育などで活用している。
DeepL Voiceは、自動言語検知とリアルタイムの多言語字幕機能を備える。従業員はそれぞれ使い慣れた言語で会議内容を確認できるほか、用語集機能によってブランド名や業務用語の訳語統一も図れるとしている。
また、Microsoft Teamsとの連携に加え、シングルサインオン(SSO)、集中管理、監査ログなど、企業利用を想定したセキュリティ機能や管理機能にも対応する。
Amorepacificは中長期戦略「AIファースト」に基づき、業務全般でAI活用を進めている。今後はリアルタイム音声翻訳技術の適用範囲を広げる方針だ。
Amorepacificのシステムアーキテクチャーチームでディレクターを務めるパク・ソヨン氏は、「DeepL Voiceを通じて、従業員がそれぞれ使い慣れた言語で協業できる環境づくりを進めている」とコメントした。
DeepLの創業者兼CEO、ヤレク・クティロフスキー氏は「韓国はDeepLにとって戦略市場の1つだ」とした上で、「AmorepacificによるAI活用の取り組みと業務改革を今後も支援していきたい」と述べた。