ビットコイン現物ETFのイメージ。写真=Shutterstock

ビットコイン現物ETFは20日(現地時間)、5億2670万ドルの純流入となった。週次では直近2週にわたって純流出が続いていたが、この日は資金が流入に転じた。

ブロックチェーンメディアのCointelegraphによると、今回の流入額は9月22日の7億1470万ドル以来、約1カ月ぶりの高水準。前営業日の17日は8240万ドルの純流出だったが、20日は大口資金の流入が全体を押し上げた。

資金流入を主導したのはBlackRockのiShares Bitcoin Trust(IBIT)だ。IBITには1日で6億6520万ドルが流入し、ETF全体の純流入額を上回った。

一方で、FidelityのWise Origin Bitcoin Fund(FBTC)は8360万ドルの純流出、Grayscale Bitcoin Trust(GBTC)も5490万ドルの純流出だった。他の銘柄には目立った資金流出入はなかった。

もっとも、月間ベースではなお流出基調が続く。ビットコイン現物ETFは10月累計で約8800万ドルの純流出となっている。

先週は約2億2900万ドルの純流出、前週も6億8100万ドルの純流出だった。10月7日には1日で4億8390万ドルが流出し、6月以降で最大の日次流出を記録していた。

ビットコイン現物ETFと対照的に、イーサリアム現物ETFは20日に1億330万ドルの純流出となった。このうち、BlackRockのiShares Ethereum Trust(ETHA)だけで9540万ドルの流出を占めた。

イーサリアム現物ETFは先週も約3億2000万ドルの純流出となっており、3週連続で資金流出が続いている。

20日の動きをみると、ビットコイン現物ETFは短期的に持ち直した一方、資金流入が一部銘柄に偏る構図も鮮明になった。IBITが全体を押し上げる一方で、FBTCとGBTCは流出となり、銘柄ごとの差が目立った。

今後の焦点は、ビットコイン現物ETFが週次ベースでも流入基調を回復できるかどうかだ。あわせて、イーサリアム現物ETFの流出がどこまで続くかも、機関投資家の選好を見極める材料になりそうだ。

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