SpaceXがAI投資を拡大する一方で、第3四半期に3四半期ぶりの黒字転換を果たしたと、米紙New York Timesが20日(現地時間)に報じた。売上高は145億ドル、純利益は44億ドルだった。
報道によると、SpaceXは上場後2回目の決算発表で、第3四半期売上高が145億ドルだったと公表した。前年同期の56億ドルから2.5倍超の増収となる。1株当たり利益は37セント。前年同期は10億5000万ドルの純損失を計上していた。
同社は、AI事業と衛星インターネット事業が成長をけん引したと説明した。ウォール街のアナリスト予想は、売上高130億ドル、1株当たり利益16セントだった。
AI関連投資の拡大も焦点となった。Grokチャットボットやデータセンターを含むAI投資が膨らみ、第3四半期の設備投資は196億ドルと、前年の69億ドルから約3倍に増加した。会社側は今後の投資見通しを示さなかったものの、AI投資だけでも前年より46億ドル増えたと明らかにした。
ブレット・ジョンソン最高財務責任者(CFO)は、「規律ある運営を維持しつつ、将来のインフラ整備を進めている」と述べた。
SpaceXの株価は時間外取引で2%超上昇した。
New York Timesは、SpaceXの株価が、早ければ来月上場する可能性があるAnthropicを評価する際の物差しになり得ると伝えた。CoreWeaveやOracleなどデータセンター関連企業については、投資負担や借入を支え切れるかを巡って市場の懸念が強まっている。こうした中、OpenAIも来年の新規株式公開(IPO)に向けた準備を進めているという。