チャールズ・ホスキンソン氏のイメージ画像。画像=Reve AI

Cardano創業者のチャールズ・ホスキンソン氏は、ステーブルコインプロトコルRealFのドル連動型ステーブルコイン「sUSDrf」の預入残高が100万ドルを超えた場合、特別な企画を実施する考えを示した。Strike Financeとの連携を背景に、Cardano系DeFiへの資金流入が加速している。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが19日(現地時間)に報じた。Cardano基盤の分散型金融(DeFi)サービスStrike Financeと連携する流動性ボールトに資金が急速に流入しており、コミュニティの関心も高まっているという。

発言のきっかけとなったのは、Strike FinanceがsUSDrf経由で流動性ボールトに7万ドルが流入したと公表したことだ。その後、RealFはボールト残高が約20万ドルに拡大したと明らかにした。市場では、sUSDrfの預入残高が100万ドルに到達するかどうかに注目が集まっている。

ホスキンソン氏はSNSで、「100万ドルに達したら、何か特別なことをしないといけない。何をすべきだろうか」と投稿した。現時点で具体策は示しておらず、コミュニティにアイデアを募った。これに先立ち、予測市場「Bodega Market」で、ボールトが100万ドル規模に到達する時期を予測する市場を設ける案にも言及していた。

資金流入の背景には、Strike FinanceとRealFの連携がある。この仕組みにより、利用者はStrike Financeのボールト報酬に加え、RealFの収益機会にもアクセスできるようになった。適格な担保を保有する利用者は、無利息でドル建て資金を借り入れ、その資金をStrikeの流動性供給者向けボールトで運用できる。

一方で、Strike Financeは、プラットフォーム全体の流動性ボールト残高が100万ドルを超え、直近72時間でsUSDrfに20万ドルが流入したと発表している。ただ、この100万ドルはプラットフォーム全体の流動性ボールト残高を指すとみられる。ホスキンソン氏が示した目標は、sUSDrf単体の預入残高で100万ドルを達成することであり、コミュニティもその可否を注視している。

ホスキンソン氏はこれまでも、RealFについて、Cardanoエコシステムに新たな資金を呼び込み、TVLを押し上げ得るプロジェクトとの見方を示してきた。Strike Financeとの連携は、Cardano基盤のDeFiアプリケーション全体へ資金運用を広げる契機になる可能性がある。

もっとも、特定ボールトの成長がそのままCardano全体のTVL増加につながるとは限らない。実際の影響は、資産の配分先や各プラットフォームの集計方法によって左右される。現在のCardanoのTVLは6277万ドルで、直近24時間では0.21%減少している。

こうした中、Strike Financeのボールトへの資金流入拡大は、CardanoのDeFi流動性に対する初期需要を示すシグナルと受け止められている。今後は、この流入が一時的な動きにとどまらず持続するかどうか、またRealFとの連携がCardanoエコシステム全体のTVL押し上げにつながるかが焦点となる。

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