写真=Shutterstock/ビットコイン相場が軟調な中でも、米レバレッジファンドの純ショートは縮小した

ビットコインが今月、一時8万ドル近辺まで下落する場面があったにもかかわらず、米先物市場ではレバレッジファンドの弱気ポジションが縮小した。

CryptoSlateが19日(現地時間)に報じたところによると、米商品先物取引委員会(CFTC)の集計では、レバレッジファンドによるビットコイン先物の純ショートは10月13日時点で3万611BTC相当だった。前週の3万5903BTCから4708BTC減少し、約15%縮小した。

ロング、ショートともに減少したが、ショートの減少幅がより大きく、純ショートの規模は縮小した。ただ、ショート残高はなおロングの2倍を上回っており、ポジション全体では弱気優勢の構図が続いている。

一方で、スプレッド取引を含めると買い建て総量は増加した。相場上昇を見込む単純なロングは減ったものの、裁定目的のスプレッド取引に伴う買いがそれを上回って増えたためだ。

スプレッド取引は、限月の異なる先物を組み合わせて売買し、価格差の収益を狙う手法を指す。価格変動方向のリスクを抑えやすく、この期間にレバレッジファンドのスプレッドポジションは約48%増えた。このため、買い建ての増加をそのまま強気シグナルと受け取るのは難しい。

今回のポジション変化は、相場上昇への確信が強まったというより、弱気ベットを減らしつつ取引戦略を調整した動きとみられる。現物市場への資金流入や買い需要の回復が伴っているかどうかは、なお見極めが必要だ。なお、今回のデータは10月13日時点のもので、その後ビットコインが8万ドルを下回って下落した局面は反映していない。

今後の焦点は、弱気ポジションの縮小が続くなかで、ロングと現物買いが同時に増えるかどうかにある。現時点で確認できる先物ポジションの変化だけで相場反転を断定せず、今後の先物データと現物市場の需給を併せて見極める必要がある。

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