XRPを1ドル近辺で買い逃した投資家でも、必ずしも同水準までの再下落を待つ必要はない――。足元の市場地合いを踏まえると、1.25ドル近辺の方が、過去に1ドルまで下落していた局面より有利な参入タイミングになり得るとの見方が出ている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが19日(現地時間)に報じたところによると、暗号資産アナリストのデニス・リウ氏は、XRPの投資判断では価格そのものよりも市場環境の変化を重視すべきだと指摘した。
同氏によれば、XRPが1ドル前後まで下落していた当時に比べ、現在はビットコインや暗号資産市場全体に回復の兆しがより明確になっている。価格水準自体は当時の底値より高くても、市場の戻り基調を踏まえれば、買いの条件はむしろ改善しているというのが同氏の見立てだ。
また、安値であることがそのまま好機を意味するわけではないとも強調した。たとえ価格が低くても、市場回復への確信が乏しければ投資判断は難しい。このため、XRP単体ではなく、ビットコインのトレンドや暗号資産市場全体の流れをあわせて見極める必要があるとしている。
19日時点で、XRPは約1.30ドル(約196円)で推移し、24時間の値幅は1.29~1.35ドルだった。一方、ビットコインは約8万1500ドル(約1222万5000円)で、リウ氏が比較対象として挙げた過去の6万ドル(約900万円)を大きく上回っていた。
現在の1.30ドルからみると、1.25ドルまでの下落率は約4%、1ドルまでは約23%となる。リウ氏の見方は、現水準で無条件に買うべきだというものではなく、調整局面で1.25ドル近辺が参入候補になるかを見定めるべきだ、という内容といえる。
もっとも、この見方はビットコインと暗号資産市場全体の回復基調が続くことが前提だ。市場が再び明確に弱含めば、高めの価格帯での参入を正当化する根拠も揺らぐ可能性がある。
リウ氏も、1.25ドルという水準が高いからといって、自動的により安全な価格になるわけではないと述べている。
今回の分析は、XRPの絶対的な価格水準よりも、市場構造や地合いの改善を重視すべきだという点に軸足を置く。1ドルでの買い機会を逃した投資家にとっては、過去の安値水準への再下落だけを待つのではなく、市場回復の持続性と1.25ドル近辺への調整をあわせて見極める必要性を示す内容だ。
リウ氏は「XRPを1ドルの底値で買い逃したなら、当時の底値よりも1.25ドルの方が良い選択になり得る。あの時、ビットコインは6万ドル近辺で、反発の確率はせいぜい30%に感じた。強気相場が確認された今なら、70%に近い」と語った。