JB金融グループは20日、AI技術企業のUpstageに総額400億ウォン(約44億円)を出資し、約2%の持ち分を取得したと発表した。9月に締結した戦略的業務提携を資本提携へと発展させ、法人融資審査や文書処理など金融業務でのAI活用を本格化する。
出資にはJeonbuk Bank、Kwangju Bank、JB Woori Capitalの3社が参加し、Upstageと400億ウォン規模のSeries C-2投資契約を結んだ。
今回の投資により、JB金融グループはUpstage株式の約2%を取得した。3社はSeries C-2ラウンドの第1次投資に参加しており、Upstageは今後も追加の資金調達を進める計画だ。
今回の資本参加は、JB金融グループとUpstageが9月14日に締結した「金融・AI技術および事業協力のための戦略的パートナーシップ」を具体化する取り組みとなる。
両社は業務提携以降、主要な金融業務に活用するAIエージェントの共同開発など、協力の具体策を協議してきた。協業を長期的な事業提携へ広げる狙いから、今回の出資を決めたとしている。
JB金融グループは今年からグループ横断でAIトランスフォーメーション(AX)を推進しており、IT開発、コンプライアンス、法人融資などの分野でAI活用を拡大している。
出資後は、Upstageと金融特化型AIエージェントを共同開発するほか、役職員向けのAI教育や人材交流も進める。自治体や大学と連携した地域AI協力事業も協力領域に含める。
文書処理や審査といった反復的な金融業務からAI導入を優先し、業務効率と生産性の向上につなげる方針だ。
キム・ギホン会長は「今回の投資には、AI協力を宣言に終わらせず、系列各社の現場で実質的な変化につなげるという意思を込めた」とコメント。「AIを単なる業務支援ツールではなく、働き方と生産性を構造的に変革する手段として位置付ける」と述べた。