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アルトコイン市場の上昇基調に一服感が出ている。オンチェーン分析では、Binanceに上場するアルトコインのうち、200日移動平均線を上回って推移する銘柄の比率が大きく低下し、市場全体でも資金流出が確認された。

ブロックチェーンメディアのCoinPostが19日に報じたところによると、オンチェーン分析者のダークポストは、8月下旬から10月上旬にかけて続いたアルトコインの強気相場が勢いを失いつつあるとの見方を示した。

ダークポストは、いわゆる「アルトシーズン」が急速に冷え込んでいると指摘した。根拠として示したのは、Binance上場アルトコインのうち、200日移動平均線を上回る銘柄の比率だ。200日移動平均線は中長期トレンドを測る代表的な指標で、分析にはCryptoQuantのデータを用いたという。

8月下旬以降の約2カ月間は、強気銘柄の増加が鮮明だった。この間、200日移動平均線を下回る銘柄の比率は81%から10%未満まで低下した。言い換えれば、Binance上場アルトコインの9割超が上昇トレンドに入っていたことになる。

資金流入もこうした相場環境を裏付けた。ダークポストによると、この期間にアルトコイン市場全体へ流入した資金は8140億ドル超で、価格上昇と資金流入が重なったことで、市場全体の上昇幅が拡大したとしている。

一方、足元では地合いが変化している。200日移動平均線を再び下回る銘柄の比率は48.4%まで上昇した。反対に、200日移動平均線を上回る銘柄の比率は90%超から約52%へ縮小した。上昇トレンドを維持する銘柄が半数程度に減った計算だ。

資金フローも流出超に転じた。直近15日間では、アルトコイン市場から1340億ドル超の資金が流出した。ダークポストは、この流出について、短期的な利益確定売りが主因となっている可能性が高いとの見方を示した。

ダークポストはあわせて、アルトコイン市場は投資家心理の変化に敏感で、短期間で相場の流れが変わりやすいと指摘した。その上で、関心や収益率が大きく落ち込む局面は、投資配分の見直しを検討するタイミングになり得ると分析した。過去にも、市場の熱気とパフォーマンスが同時に冷え込んだ局面が、その後の戦略調整の基準点になった例があったとしている。

今回の分析は、アルトコイン市場が単なる価格調整にとどまらず、トレンド指標と資金フローの両面で減速シグナルを示している可能性を映し出している。短期的には、上昇銘柄の広がりが回復するか、資金流出が続くかに加え、200日移動平均線を上回る銘柄の比率がさらに低下するかが焦点となりそうだ。

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