Shibariumの日次取引件数が大きく落ち込んだ。写真=Shutterstock

Shiba Inuのレイヤー2ネットワーク「Shibarium」で、日次取引件数が急減した。直近24時間の取引件数は659件と、約1カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。一方で、開発面では新機能の導入やインフラ整備が続いており、今後は実際のネットワーク利用が持ち直すかが焦点となる。

10月18日、ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、Shibariumscanのデータでは、直近24時間の取引件数は659件だった。これは9月20日以降で最も低い水準という。

足元の落ち込みは月初と比べても鮮明だ。Shibariumの日次取引件数は10月6日に5710件まで増加し、その後10月15日には2280件、17日には659件まで減少した。取引件数の減少はネットワーク活動の鈍化を示す。ただ、この指標だけでエコシステム全体の参加状況を判断することはできない。

開発面のアップデートは続いている。SHIBコミュニティの古参メンバーであるマズレイルは、CreateXがShibariumで稼働を開始したと明らかにした。CreateXは、開発者が複数のチェーンに同一アドレスでコントラクトをデプロイできるようにする標準的なファクトリーで、Shibariumのマルチチェーン展開を後押しするという。

ウォレット関連の基盤整備も進んでいる。Shibariumでは、Safe v1.4.1のコントラクト12種がすべて正規アドレスにデプロイされた。ネットワーク利用は減速しているものの、開発環境の拡充とインフラ整備は継続している格好だ。

x402もShibarium上で利用可能になった。決済方式は、固定額を支払う「exact」と、設定した上限の範囲内で支払う「up to」の2種類。従量課金型のAPIやAIエージェントの決済に対応し、AIエージェントではSHIB、TREAT、wBONEでの支払いが可能としている。

もっとも、Shibariumscanは、ブロックのインデックス作業が進行中のため、一部の集計値が不正確になる可能性があると注記している。このため、足元の数値は一定の幅を持ってみる必要がある。

SHIBの保有者数は10月以降で2495人増えた。暗号資産市場全体の伸びが限定的ななかでも、新規ウォレットの流入は続いているとみられる。ただ、保有者数の増加が実際の買い需要の拡大につながっているかは、なお見極めが必要だ。

価格は軟調に推移している。SHIBは執筆時点で24時間比2.98%安の0.00000488ドルだった。過去1週間では10.13%下落している。保有者数の増加や開発の進展が続くなか、市場ではShibariumの実利用が回復に向かうかを注視する流れが強まっている。

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