スマートフォンのSIMカードは、最近の機種であれば電源を入れたまま交換できる場合が多い。ただ、ネットワークの認識不良や接続エラーを避けるには、端末の電源を切ってから差し替えるのが望ましい。
米ITメディアのEngadgetが10月17日(現地時間)に報じている。近年のスマートフォンは、電源を落とさずに物理SIMカードを差し替える「ホットスワップ」に対応する機種が増えている。一方で、電源オフの状態で交換したほうが、新しいSIMの通信事業者情報を端末が読み直しやすくなり、ネットワークを正常に再認識しやすいという。
SIMカードの交換は、通信事業者を変更する場合や、海外渡航時に現地のSIMを利用する場合に多い。既存のSIMが破損した場合も、差し替えが必要になる。
電源を切れない場合は、機内モードを使う方法もある。機内モードをオンにして約30秒待った後にSIMカードを交換し、その後で機内モードを解除する。モバイル通信の接続がリセットされるため、エラーの発生を抑えやすくなるとしている。
交換時は、端末やカードの物理的な損傷にも注意が必要だ。SIMトレーにほこりや湿気が入り込んだり、規格の合わないカードを無理に差し込んだりすると、端末を傷める恐れがある。SIMが正しく装着されていない場合、スマートフォンが通信の再接続を繰り返し、バッテリー消費が増えることもある。
デュアルSIM対応端末では、どのスロットのカードを交換するのかを事前に確認しておきたい。一部のAndroid端末では、SIMカードとmicroSDカードを同じトレーに載せる構造になっている。この場合は、保存データの破損を防ぐため、microSDカードを事前にアンマウントしてからトレーを取り外すのが安全だという。
一方、eSIMであれば物理カードを抜き差しする必要はなく、QRコードや通信事業者のアプリを通じて切り替えられる。
SIMカード交換後に通信網へ接続できない場合は、まず端末を再起動するのが基本的な対処法となる。それでも改善しない場合は、カードの装着状態に問題がないかに加え、通信事業者側で回線の開通が完了しているかどうかも確認する必要がある。