公開時のTesla Roadster(写真=Tesla)

Teslaは、次世代Roadsterの予約契約において、車両の納車時期や納車の可否を保証しない方針を明記した。価格も現時点では未確定で、予約時に支払う最大25万ドルの前払い金も購入確約ではなく、生産時の優先順位を示す目安として扱う。

米EVメディアのInsideEVsが10月16日(現地時間)に報じた。TeslaはRoadsterの予約契約書で、車両が現在も開発段階にあることを理由に、実際の納車時期や納車の可否を確約できないと説明している。

この内容は、TeslaがRoadsterを改めて打ち出した後に確認された。新型Roadsterは高性能仕様に加え、戦闘機をイメージしたコックピット構想などを訴求しているが、予約段階では購入希望者側の不確実性が大きい形となっている。

契約書には、「Roadsterは現在も開発中」であり、「車両がいつ納車されるか、あるいは納車されるかどうかを保証できない」と記載された。あわせて、この契約はあくまで予約であり、車両の引き渡しを確約する注文ではないことも明確にしている。

予約者は最大25万ドルを前払いする必要がある。ただ、この支払いによって車両の確保が保証されるわけではない。量産に入った場合に適用される、おおよその優先順位を示すものにとどまるという。

価格も確定していない。Teslaは契約書で、提示される購入価格があっても、それは推定値にすぎないと記載した。

オプションや機能、ハードウェア構成についても引き続き調整中としており、現時点で正確な価格は確定できないと説明した。最終的な購入価格は車両構成の確定後に示されるとしている。公開イベントで示した仕様についても、発売までに変更される可能性がある。

発売目標は2028年としている。ただ、現在の契約内容を見る限り、Teslaは日程や仕様、価格を確定しないまま予約を受け付けている形だ。

2017年から予約を維持している待機者もいるため、実際の納車までさらに時間を要する可能性もある。InsideEVsによると、予約者が考えを変えた場合や、Teslaが車両を納車できない場合には、全額返金を受けられるという。

契約条件には再販売制限条項は盛り込まれていない。Teslaは過去に一部の限定モデルで転売制限を設けたことがあるが、今回のRoadsterの予約契約には該当する規定がない。

一方で、予約上の権利は第三者に譲渡できない。

今回のRoadster予約は、新車の購入確約というより、開発中プロジェクトにおける将来の優先順位を確保する性格が強い。Teslaは次世代Roadsterの性能や投入計画を改めて示した一方で、消費者は納車の可否、価格、最終仕様が固まるまで一定の不確実性を受け入れる必要がある。

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