写真=Reve AI

ビットコインが10月前半に軟調な推移となっている。15日時点では月初比3.2%安と、過去の10月平均を約10ポイント下回った。オンチェーン分析企業CryptoQuantは、8万400ドル近辺を当面の下値支持線と位置付けており、10月後半に反発へ転じるかが焦点になっている。

16日、ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、ビットコインは15日時点で、10月1日の始値を3.2%下回る水準で推移した。

CryptoQuantによれば、ビットコインは2013~2025年の10月15日時点で平均6.7%、中央値で3.8%上昇していた。今年はこれに対し3.2%安で、過去の平均的な値動きを約10ポイント下回っている。

ビットコインは10月1日に8万3576ドルで取引を開始し、月初の1週間は一時2~3%上昇した。ただ、10日には月間騰落率がマイナスに転じ、その後も15日まで下落基調が続いた。15日時点の価格は約8万867ドル。16日には8万2100ドル近辺まで小幅に持ち直し、月初来の下落率は約1.8%まで縮小した。

10月は、ビットコインにとって例年強含みやすい月として知られる。2013~2025年の10月13回のうち10回で月間上昇となり、平均リターンは約19.1%だった。一方で、2013年の53.8%高から2014年の11.6%安まで振れ幅は大きく、年ごとのばらつきも目立つ。

今年の10月中旬までの値動きに最も近いのは2022年のパターンだ。当時は10月初旬に上昇した後、5日ごろに高値を付け、8日前後から弱含みに転じて約2週間にわたり横ばい圏で推移した。その後は25日以降に反発し、31日の始値ベースでは月初比5.9%高まで戻した。

一方、2023年は19日までの上昇率が5%前後にとどまったものの、後半にかけて急伸し、31日の始値ベースで27.9%上昇した。2018年は後半も軟調地合いが続き、10月を約4.7%安で終えた。中旬までの弱さだけで月末の方向感が決まるわけではないことを示している。

短期的な値動きも重要な変数となる。CryptoQuantは、ビットコインが7日に上昇ウェッジの下限を下抜けた後、8万400ドル近辺をトレンドライン上の支持帯として示した。15日の下落局面では同水準に接近した後、再び8万2000ドル台を回復したという。

8万400ドルを維持できれば、上昇ウェッジ下限の回復を試す展開も想定される。ただ、この水準は足元で短期的な上値抵抗として機能する可能性もある。反対に、4時間足ベースでこの支持線を明確に割り込めば、市場の関心は次の支持帯である7万7000ドルと7万3500ドルへ移る可能性がある。さらに一段安となれば、7万ドルや6万4000ドルも、より強い下値支持帯として意識されそうだ。

10月後半は、今月の相場の方向性を左右する局面となりそうだ。ビットコインは現時点で、10月の平均リターン、中央値のいずれも下回るパフォーマンスにとどまっている。ここから2022年型の後半反発となるのか、2023年型の加速上昇に向かうのか、あるいは2018年型の軟調な月末をたどるのかが最大の注目点となる。

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