AIバブルへの警戒感が強まる中、投資マネーが安全資産の米国債に向かっている。英紙Financial Times(FT)が17日報じた。
FTによると、今週の米国債相場は今年に入って最大級の週間上昇率を記録する展開となった。
世界の債券市場の指標とされる米10年債利回りは16日、5.13%となった。1週間で0.12ポイント低下しており、国債価格の上昇を通じて買いが強まったことを示している。
FTは、AIブームの持続性に対する疑念が強まる中で半導体株が下落し、投資家の資金が安全資産の国債に流れたと伝えた。
ハイテク株安も続いた。ナスダック100指数は16日のニューヨーク市場の午後序盤に1.6%下落し、週間では4.6%安となった。Micron株は3.8%下落したほか、社債価格が大きく下げたCoreWeaveの株価も10%超下落した。
欧州でも国債利回りは低下した。英国10年債利回りは今月初めの5.5%台から5.38%へ、イタリア10年債利回りは4.75%近辺から4.48%へそれぞれ下がった。
Jefferiesのモヒト・クマール氏は「AIサイクルを巡る投資家の懸念と持ち高解消が、今回の値動きを主導した」と述べた。
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