ZKsyncは、Ethereum向けのゼロ知識証明プローバー「Airbender Prime」を発表した。テストでは、NVIDIAのRTX Pro 6000 Blackwell GPU 1基でEthereumメインネットの7200ブロックを連続して証明し、99%のブロックで証明時間が10秒未満だったとしている。
Airbender Primeは、オープン標準のRISC-Vをベースに、ハッシュベースのSTARK証明技術を採用した。ZKsyncは、量子計算機時代を見据えた安全性を確保する設計だと説明している。独立した検証を可能にするため、専用のバリデータもあわせて提供する。
Ethereum共同創業者のビタリック・ブテリン氏は、Airbenderチームの成果を祝福したうえで、zkEVMを巡る証明速度競争は事実上決着したとの見方を示した。今後は、セキュリティを最優先課題として取り組むべきだと強調した。
ブテリン氏は、zkEVMが形式検証で解決すべき課題として3点を挙げた。第1に、証明システムの演算がEthereumプロトコル仕様と完全に一致することを保証すること。第2に、ブロックのガス使用量に応じた証明生成コストの上限を厳格に定めること。第3に、ゼロ知識証明システム自体の安全性を検証することだ。
証明性能の大幅な向上を受け、zkEVM開発の軸足は速度競争からセキュリティ強化へ移りつつある。
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