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Visaが送金・決済サービス「Visa Direct」で、USDC建ての事前預託サービスを商用化することが分かった。The Blockが16日(現地時間)に報じた。まずはVisa Directの決済処理事業者であるInyo Globalが導入し、顧客企業向けに提供を始める。

事前預託は、企業が海外送金に先立って資金をあらかじめ預託しておく仕組み。Inyo Globalの顧客企業は、この資金をUSDCで積み増せるようになり、銀行営業時間外でも海外送金に対応できるようになる。

Inyo Globalは送金事業者、フィンテック、銀行、決済企業を顧客とし、顧客のオンボーディングや不正防止、規制対応、決済受け入れサービスを手掛ける。Visa Directは、180カ国以上で国内外の支払いを処理している。

Inyo Globalの共同創業者兼最高製品技術責任者、ロブソン・ダンタス氏は「顧客企業がすでに利用しているAPIを通じて、24時間いつでも決済資金を積み増せる新たな手段を提供する」と述べた。

Visaは2025年9月、USDCとEURCを使ったステーブルコイン建て事前預託の検証を開始した。続く同年11月には、受取人がUSDCを直接受け取れる支払いの試験も実施している。

さらにVisaは今年8月、Zero Hashと協力し、Visa Directでステーブルコインによる事前預託と支払いを支援すると発表した。今月初めにはLloyds Bankと7日間にわたるUSDCの試験を実施し、決済代金75万ドルを精算した。

Visa Directのグローバル責任者であるビラ・プラトノバ氏は、「ステーブルコインの次の段階は、実運用での導入だ」と語った。

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