TypeSafe AIの意思決定AIモデル「Jev」が、Vercelで過去最速の採用ペースを記録した。TechCrunchが16日(現地時間)、Vercelのデータを基に報じた。
報道によると、Jevは発売から2週間で、Vercelの有料チームの35%が利用した。2位の「Sonnet 5.5」の約2倍に当たり、Vercelのデータによれば、公開後最初の2週間でこれほど速く採用されたモデルはなかったという。
Jevは9月15日に公開された。複数の候補から回答を選択する軽量モデルで、出力を限定する設計により、Sonnetなどに比べて低コストかつ高速に動作する。大量データをすばやく分類する用途などに適している。
公開直後から注目を集め、OpenAIやAmazonも競合製品を投入していたが、実際の利用規模を示すデータはこれまでほとんどなかった。
今回のデータは、統合APIサービス「Vercel AI Gateway」を通じて収集された。TechCrunchは、このため自社APIを運営するOpenAIやAnthropicなど大手AI企業の利用量は、実際より少なく見積もられている可能性があると指摘している。その上で、Jevに対する関心が実利用につながっていることを示すデータだと伝えた。
Vercel自身もJevを早期に導入している。有害なプロンプトを分類する作業で使っていた「GPT-6 Luna」を、Jevに置き換えたという。
データからは、オープンソースモデルの存在感が高まっていることも分かる。オープンソースモデルは、Vercel AI Gateway経由のトークンの70%以上を占め、総支出ベースでも約25%に達した。