写真=BYD

カナダで電気自動車(EV)の購入を検討している消費者の42%が、中国製EVの投入まで購入を見送れると答えた。中国製EVの輸入規制緩和を受け、価格競争力や先進機能への期待が高まっている。

InsideEVsが15日(現地時間)に伝えたところによると、カナダのシンクタンクClean Energy Canadaが依頼した調査で、EV購入意向層の42%が中国製EVの投入を待つ意向を示した。

調査はAbacus Dataが9月18日から23日にかけて、カナダの成人2762人を対象に実施した。回答者全体の48%は、次に購入する車としてEVを検討していると答え、4月時点から3ポイント上昇した。

カナダ政府は今年1月、中国との貿易合意に基づき、EV輸入規制の緩和に踏み切った。従来の追加関税100%を撤廃し、3月からは年間4万9000台を上限に関税率6.1%を適用する輸入枠を導入している。

こうした動きを受け、中国自動車メーカーの参入機運も高まっている。Geelyは2027年のカナダ投入を予告しており、Chery、BYD、Dongfengも販売網の整備や市場参入の準備を進めている。

消費者の関心を集める背景には、価格競争力と先進技術への評価がある。中国メーカーは、比較的手ごろな価格で多彩な快適装備や高い性能を提供していると受け止められている。

もっとも、中国国内での低価格がカナダ市場でも維持されるかは不透明だ。物流費や認証費用に加え、現地の販売・流通網の構築コストが上乗せされるためだ。

今年上半期にカナダで新規登録された車両に占めるバッテリー式EV(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の比率は10.8%だった。

中国製EVの参入が新たな需要を呼び込めるかに注目が集まる一方、実際の販売動向は現地価格や供給量、充電インフラの整備状況に左右されそうだ。

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