BitMEX共同創業者のArthur Hayesが、1935万ドル相当のイーサリアム(ETH)を未ラベルアドレスへ移動したことが分かった。相場が軟調に推移するなかでの大口送金として、市場の関心を集めている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが15日に報じた。追加の売り圧力につながる可能性も意識される一方、送金先がHayes本人の管理下にあるウォレットかどうかは確認されておらず、資金の行き先が注目点となっている。
オンチェーン分析企業Arkham Intelligenceのデータによると、Hayesは過去2年間、自身のウォレット間で継続的にETHを移動させてきた。累計移動額は2億9810万ドルに達する。ただし、これはウォレット間の送金総額であり、実際の売却額を示すものではない。
同じ期間に、未ラベルアドレス宛てに送られたETHは約6850万ドルだった。こうした送金は、本人保有が確認されているウォレット間の移動とは意味合いが異なる。今回の1935万ドル相当の送金についても、移動先のアドレスの性格や、最終的な管理主体を見極める必要がある。
現時点でHayesがオンチェーンで保有する資産は約2710万ドル規模とみられる。今回の移動後も一定額を保有している計算だ。もっとも、現在の保有額と過去の累計移動額は性質の異なる指標であり、単純比較はできない。
送金先アドレスの用途や属性は、現時点では明らかになっていない。暗号資産取引所への流入を示す明確な根拠も確認されておらず、売却目的の送金なのか、保管先の変更を含む資産再配置なのかは不透明だ。
今後は、送金先アドレスのその後の動きが焦点となる。他のウォレットへの再移動や取引所への流入が確認されれば、今回の資金移動の意図をより具体的に把握できる可能性がある。