Stripeは15日(現地時間)、ステーブルコイン企業のPlasmaと、多通貨対応のステーブルコインカードを共同開発すると発表した。利用者が保有する通貨のまま決済できるようにし、両替の手間やコストを抑える狙いだ。
両社は、個人や企業が国境や市場をまたいで資金を使いやすくする環境整備を進める。海外でも国内と同様に、よりシンプルな決済体験の提供を目指すとしている。
Plasmaは、ステーブルコイン向けに最適化したブロックチェーンを開発しており、複数市場で事業を展開する利用者向けの金融口座基盤も手掛ける。現在は米ドル、ユーロ、英ポンド、ブラジル・レアルなどでの入出金に対応している。
今回の協業により、Plasmaは顧客の口座残高を活用した多通貨カード決済に対応する。Stripeはカード基盤で扱う法定通貨とステーブルコインの対応範囲を広げる。
法定通貨は米ドル、ブラジル・レアル、ユーロ、メキシコ・ペソ、コロンビア・ペソに対応する。ステーブルコインはUSDC、OUSDに加え、ジーニアス法の要件を満たす銘柄もサポートする。
これにより、例えばユーロを保有する利用者は、米ドルへ交換せずにユーロのまま決済できるようになる。Stripeは決済時に最適な通貨を自動で選ぶ機能も提供する予定だ。
Plasmaのポール・フェックスCEOは「どこでも地元の人のように使えるようにするのが目標だ」とコメントした。Stripeで暗号資産・ステーブルコイン部門を統括するヘンリー・スターン氏は、「企業が独自にインフラを構築しなくても、複数通貨・複数市場でカードを提供できるようにする」と述べた。