Shiba Inu(SHIB)は出来高の低迷が続き、相場の方向感が出にくい展開となっている。価格は主要な移動平均線を下回って推移しており、オンチェーン指標も強弱が交錯している。短期的には0.00000500ドルが重要な下値の目安として意識されそうだ。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが14日(現地時間)に報じたところによると、足元の出来高は7月末から8月、9月にかけてみられた急増局面を大きく下回っている。買い手、売り手のいずれも主導権を握れていない状況だという。
テクニカル面でも上値の重さが意識される。SHIBは9月末に0.00000627ドル近辺まで上昇したものの、0.00000563ドル近辺の長期移動平均線を維持できず、その後は反落した。さらに0.00000541ドルと0.00000529ドル近辺の移動平均線も下回っており、これらの水準が足元では上値抵抗として意識されている。日足の相対力指数(RSI)は40前後で、モメンタムは弱いが、極端な売られ過ぎには至っていない。
下値の節目として注目されるのが0.00000500ドルだ。直近では0.00000502ドルまで下げた後に押し目買いが入ったが、この水準を明確に割り込めば、9月安値の0.00000475ドル近辺まで下げ余地が広がる可能性がある。一方、0.00000530ドルを回復できれば、売り圧力の緩和を示すシグナルと受け止められる。
オンチェーン指標は一方向に傾いていない。取引所保有量は約87兆1000億SHIBと、日次で0.11%減少した。純流出は約989億SHIBとなり、取引所からの流出が流入を上回った。もっとも、保有者の投げ売りが強まっている状況ではないとの見方はできる。
ただ、純流出だけをもって強気とは言い切れない。7日平均ベースでは、取引所からの流出量が42%減少し、流入量も14%減少した。入出庫の双方が細っており、チャート上で確認される低出来高の状況とも整合的だ。
ネットワーク活動も力強さを欠く。取引件数は約4800件、送金件数は約3700件で、いずれも日次の増加率は1%未満にとどまった。取引所に保管されたSHIBの価値は約4億4770万ドルで、前日比0.69%低下した。バーンに関する供給指標についても明確なデータは示されておらず、足元の価格を支える材料としては乏しい。
当面の焦点は出来高の回復にある。SHIBは主要な上値抵抗線を下回ったままで、オンチェーン指標も買い方、売り方のどちらかに明確な優位を示していない。出来高を伴った上放れが確認されるまでは方向感の乏しい展開が続く可能性があり、短期的には0.00000500ドルの支持線を改めて試す場面も想定される。