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米国の9月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことを受け、暗号資産市場で売りが広がった。XRPは短時間で下落し、目先の重要サポートとされていた1.3624ドルを下抜けた。インフレ鈍化期待が後退し、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測も再び意識されている。

14日付のThe Crypto Basicによると、米労働統計局(BLS)が9月のCPIを公表した直後から、XRPには売りが強まった。

今回の指標を受け、市場ではインフレ鈍化の流れが鈍ったとの受け止めが広がった。9月の消費者物価は前月比0.6%上昇。前年同月比では8月の3.4%から9月は3.7%に伸びが拡大した。

物価上昇の主因はエネルギー価格だった。ガソリン価格は9.1%上昇し、エネルギー全体でも5.2%上昇した。

食品とエネルギーを除くコアCPIも前月比0.3%上昇し、市場予想の0.2%を上回った。前年同月比のコアインフレ率は2.4%から2.6%に上昇し、予想の2.5%も上回った。実質賃金は0.5%低下した。

市場は即座に反応した。ビットコインは指標公表後15分で8万3794ドルから8万2765ドルに下落。XRPも15分足らずで1.38ドルから日中安値の1.3574ドルまで1.63%下げ、その後は小幅に持ち直す場面もあった。

暗号資産市場全体では、45分の間に時価総額が約400億ドル減少した。

金利見通しにも変化が生じた。市場では、FRBが10月27〜28日の会合を前に追加利上げに動く可能性を改めて織り込み始めた。CPI公表前の時点でも、追加引き締め観測は最大64%まで織り込まれていたという。

XRPの短期動向では、1.3624ドルが目先の分岐点となっている。下落局面でこの水準を割り込んだ後、買い戻しで回復を試す動きもみられたが、従来のサポートはレジスタンスへと転換した。

15分足の相対力指数(RSI)も、30分足らずで63.35から37.27へ低下し、売りの勢いを映した。

テクニカル面でも短期チャートは悪化している。XRPは1.3574ドルまで下げた後も軟調地合いが続き、足元では1.33ドル台を上回る水準で推移している。これまで日中の売りを吸収してきた1.3624ドルのサポートが崩れたことで、注目されていた1.35〜1.38ドルのレンジ全体で上値の重い展開となっている。

もっとも、中期トレンドが完全に崩れたとみるのは時期尚早だ。XRPは第3四半期に48%上昇し、過去4年で最も強い四半期パフォーマンスを記録した。10月も上昇基調を維持できるかが焦点となっていた。

一方で、2025年7月に付けた過去最高値(ATH)の3.65ドルと比べると、足元の水準はなお59%低い。年初来騰落率もマイナス17.6%となっている。

市場では、物価懸念の長期化がリスク資産全般の投資心理をさらに冷やすのか、それともXRPが1.35ドル近辺のサポートを維持して反発の足掛かりを築けるのかを見極める局面が続いている。1.35〜1.38ドルのレンジを明確に下放れる展開となれば戻り基調は一段と弱まりかねないが、買いが戻れば1.36ドル台の回復を改めて試す余地もある。

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