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2026年の暗号資産市場では、直近にローンチされた新規トークンが、既存アルトコインやビットコインを上回るパフォーマンスを示している。トップ100資産の回復局面でも、新規銘柄が相場をけん引している格好だ。

ブロックチェーンメディアのCryptoPolitanが14日(現地時間)に報じたところによると、上位の成績を占めたのは2024〜2026年に登場したトークンだった。一方、前回の市場サイクルで広がった銘柄群は総じて低調だった。

CryptoRankの集計では、2024〜2026年に発行されたトークンの中央値リターンは27.5%だった。これ以前に登場したトークンの多くはマイナスリターンとなった。新規トークンの70.8%がプラス圏にあるのに対し、2017年以前に上場した資産で値上がりしている銘柄の比率は30%にとどまった。

市場ではビットコイン以外の資産への需要が続いているが、トレーダーは特定のトークンやチェーンに長くとどまらず、新たな投資機会を追う傾向が強い。ユーザーやトレーダーの資金移動は速く、利用の少ないチェーンが閉鎖に追い込まれる動きも出ている。投資家は、アプリの利用が活発なプラットフォームを選好している。

短期的には、一部の新規トークンがビットコインを大きく上回った。直近四半期ベースでは、上昇率が200%を超えた例もある。市場の流動性はビットコインとアルトコインの間を単純に循環するのではなく、成長余地のある複数の資産に同時に分散している。

新規トークンの一部は、インセンティブに加え、トークンバーンや手数料分配の仕組みを組み合わせて資金を呼び込んでいる。この影響で第3四半期は、主要プラットフォームやDeFiプロトコル、分散型取引所(DEX)関連トークンのPUMP、Hyperliquid(HYPE)、Uniswap(UNI)、Aave(AAVE)、Jupiter(JUP)、PancakeSwap(CAKE)などが相対的に堅調だった。

エコシステム別では、Solanaがミームトークンのローンチ件数と現物DEX取引を最も多く集めた。一方、価値の伸びではBNB Chainの存在感が大きかった。BNB ChainはEthereumなど他チェーンを上回り、トークン保有者の比率で首位だった。個人投資家主導の取引が続くなか、一部トークンはBinance DEXへの上場や、中央集権型取引所における限られた流動性への期待を追い風とした。Binance Alphaのインセンティブも一部資産を下支えした。

BNB Chainには、短命なミームトークンよりも長期生存を狙うプロジェクト連動型トークンが集まった。CryptoRankによると、2026年時点でこのタイプのトークンは732件あり、平均時価総額は2300万ドル(約35億円)だった。2026年にローンチされた銘柄に限ると、BNB Chainトークンの総価値は64億ドル(約9600億円)で、全体時価総額の約51%を占めた。ただし、トークン価値が実際の活動量や確保可能な流動性をそのまま反映するとは限らず、BNB Chain内でも大きく値下がりした資産は少なくなかった。

一方で、大量発行が価値の維持につながらなかった例も鮮明だ。Pump.funでこれまでに作成されたトークンは2370万件を超えたが、その大半は価値と取引活動を失った。新規発行の多さが、そのまま市場での成績を保証するわけではない。

Ethereum互換トークンは2026年に入って減速傾向を示した。年初にはBaseが新規トークンローンチの中心チェーンを狙い、1日当たりの発行数が300万件近くに達する場面もあった。だが直近四半期は、2024年末以降で最も低い水準まで鈍化し、Baseはローンチ件数と流動性獲得の競争で後れを取った。

2026年の暗号資産市場では、収益機会の中心がビットコインと既存アルトコインから、新規トークンへ移ったことが鮮明になった。ただ、市場参加者が重視しているのは特定のチェーンやトークンへの固定的な選好ではない。活動と流動性が素早く立ち上がる場所へ資金が移っており、今後も発行後に流動性と実需の双方を確保できるエコシステムが焦点となりそうだ。

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