「Network X Awards」で受賞したSK Telecomのナ・ミンス氏(左)とシン・ホンソク氏。写真=SK Telecom

SK Telecomは15日、オーストリア・ウィーンで14日(現地時間)に開かれた「Network X Awards」で、「最も革新的な5G通信サービス」部門を受賞したと発表した。AI-RANを活用した完成車の無人自律搬送(AVM)技術の実証が評価された。

「Network X」は、グローバルICTメディア兼調査会社のInformaが主催する国際イベント。2026年は13日から15日まで開催され、世界の通信事業者や企業、スタートアップが参加した。

SK Telecomが受賞したのは、人工知能(AI)ベースの無線アクセスネットワーク(AI-RAN)を活用したAVM技術。AI-RANは、通信とAIサービスを同時に提供する次世代ネットワークインフラとして位置付けられる。

同社はAI-RAN基地局を開発し、実証を通じてAIサービスを処理しながらも安定した通信品質を維持できることを確認した。

AVMは、車両の搬送や整列作業をネットワーク制御で自動化する技術だ。現場に設置したLiDARセンサーが周辺環境データを収集し、AI-RAN基地局がそれを基にデジタルツインを構築する。その上で車両の移動経路を算出し、走行命令を出す仕組みだ。

自動運転機能を備えていない一般車両でも、専用モジュールとプログラムを追加すれば無人搬送が可能だとしている。

SK Telecomは、実際の駐車施設で自動バレーパーキングの実証も行った。センサーデータの収集からAIによる判断、走行命令の伝達までの全工程について、車両制御に必要な時間内に処理できることを確認した。車両は運転者の介入なしに自律駐車を完了したという。

同社は、国家プロジェクト「ハイパーAIネットワーク基盤構築」を通じ、2027年に国内の完成車工場で同技術の実証を進める計画だ。その後は港湾や空港など大規模物流の現場にも適用範囲を広げ、5Gスタンドアロン(SA)から6Gへの進化を見据えて、フィジカルAIサービスへ展開する方針としている。

SK Telecomのリュ・タクギネットワーク技術担当は、「AI-RAN基盤のフィジカルAIサービスを高度化し、自律ネットワークへの進化を加速することで、顧客と産業現場に新たな価値を提供したい」とコメントした。

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