写真=Kraken

暗号資産取引所Krakenの親会社Paywardが、リトアニアのSaldo Bankを買収する。英Financial Times(FT)が14日(現地時間)に報じた。買収により、Paywardは欧州で融資やカード発行など銀行機能の取り込みを進める。

FTによると、デジタル資産企業が欧州で銀行を買収するのはPaywardが初めてとなる見通しだ。

Saldo Bankは2021年に欧州連合(EU)の銀行免許を取得した。個人・法人向け融資のほか、定期預金商品を手掛けている。買収額など取引条件の詳細は明らかになっていない。

Paywardの共同CEO、アルジュン・セティ氏はFTに対し、顧客からは他の銀行が提供しているような商品・サービスを求める声が強かったと説明した。そのうえで、「現金、暗号資産、トークン化株式、信用を一体で扱える仕組みを作る」と述べた。

こうした構想が実現すれば、顧客は保有資産を売却せずに担保として活用し、資金を借りられるようになるという。

2011年設立のPaywardは、今年5月に米通貨監督庁(OCC)へ国家信託会社の認可取得を申請した。

さらに同社は今年4月、デリバティブ取引所Bitnomialを5億5000万ドルで買収。5月にはアジアのステーブルコイン決済企業Reef Technologiesを6億ドルで買収している。

Saldo Bankの買収は、規制当局の承認を経て2027年に完了する見通しだ。

キーワード

#Kraken #Payward #Saldo Bank #リトアニア #暗号資産 #銀行買収 #カード発行 #融資
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.