写真=ユウジ・クマガイ氏(Soneiumプロトコル統括)

SonyとStartaleが共同開発したブロックチェーン「Soneium」は2026年、音楽・キャラクター分野でIPトークン化プロジェクトを始動する。まずは中小型案件を対象に、資金調達や精算の仕組みを検証し、2027年の規模拡大につなげる考えだ。

大型の制作費を要するゲームやアニメ映画に先立ち、比較的小規模なプロジェクトで事業モデルを磨く。Soneiumプロトコル統括のユウジ・クマガイ氏は、アクシリスト・リサーチとのインタビューで、「大きなリスクを取る前に、中小型プロジェクトで成功事例を積み上げたい」と述べた。

同社は、IPトークン化がクリエイターの資金調達手段を広げるとみている。コンテンツ制作は先行投資の負担が大きく、収益化まで時間差が生じやすい。このため、プロジェクト収益や事業キャッシュフローを投資家につなぎ、従来の制作投資や融資以外の選択肢を提供したい考えだ。

クマガイ氏は「クリエイターが新作を手がける際、よりグローバルな規模で資金を集められる機会を提供する」と説明した。

韓国ではDayOneDreamとWAVISTが連携先となる。DayOneDreamは、音楽制作・パブリッシング、アーティストIP、公演などのK-コンテンツ事業を展開する。一方のWAVISTは、こうした事業基盤を活用し、公演やコンテンツのキャッシュフローを投資商品として組成するほか、投資家とのマッチングや発行後の管理を支援するトークン化プラットフォームを提供している。

クマガイ氏は「技術はあくまで手段にすぎず、必要に応じて他の技術も活用できる。最終的な目標はクリエイターを支援することだ」と語った。

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