XRPは足元の調整で、1.1449ドル前後の重要な支持帯を試す局面にある。2026年8月に上抜けた下落チャネル上限に当たる水準で、ここを維持できるかが当面の焦点だ。Decryptが10月13日、報じた。
現在の価格水準である約1.36ドルからさらに約15.8%下落した場合、XRPは1.1449ドルまで下押しする可能性がある。この価格帯は、かつて上値抵抗として意識された下落チャネル上限と重なる。
この水準で下げ止まれば、XRPは再び2ドル台の回復を試し、2.33ドルまで戻す余地が残る。一方、支持線を割り込めば、1ドル割れを含む一段安のリスクが意識されやすくなる。
XRPの下落チャネルは、2025年7月に付けた高値3.66ドル以降に形成された。その後は数カ月にわたり反発局面でもチャネル上限が抵抗線として機能し、戻りは限定的だった。
2025年10月6日には3.05ドルまで上昇したが、上限で押し返された。2026年1月5日にも2.41ドルまで上げた後、再び下落に転じた。この間、チャネル下限は複数回にわたり下値支持として機能し、直近では2026年6月に1.0080ドルまで下げる場面があった。
流れが変わったのは2026年8月だ。XRPは下落チャネル上限を上抜け、週間で53%上昇した。このブレイクはチャート構造の変化を示す動きと受け止められ、中長期の回復期待を強める材料となった。
その後、XRPは8月に1.70ドルまで上昇したものの、9月には1.25ドルまで調整した。この過程で価格は過去のチャネル上限まで押し戻され、この水準は9月安値とも重なった。
9月後半には1.65ドルまで反発したが、足元の調整で8月のブレイク後に形成された上昇基調は再び試されている。今後下落が続けば、市場の関心は1.14ドル近辺で買い支えが入るかどうかに集まる。
この水準を守れれば、8月以降の上昇トレンドがなお崩れていないことを示すシグナルになり得る。
テクニカル指標も、買いの勢い鈍化を示している。方向性指数(DMI)では、プラス方向指標が25.0544となったが、低下基調にある。中期的な上昇トレンドは維持しているものの、上昇モメンタムは弱まっていることを示す。
平均方向性指数(ADX)は26.14で、トレンド自体の強さはなお残る。ただ、こちらも低下しており、相場の勢いは鈍っている。マイナス方向指標は19.99まで緩やかに上昇しており、下落圧力の強まりを示唆する。
このため、XRPの短期的な分岐点は1.14ドル台を維持できるかどうかにある。この水準が支持線として機能すれば、2ドル回復や2.33ドル再接近のシナリオが残る。
一方、維持に失敗した場合は、2026年8月の安値圏である0.98ドル近辺を再び試す展開も想定される。Decryptは、暗号資産市場全体が急落した場合、XRPが1ドルを下回る可能性もあると指摘している。