写真=Meta

MetaはFacebookで、利用者がフィードとReelsの推薦表示を直接調整できる新機能「Your Algorithm」を導入する。興味の有無を選ぶ簡単な操作に加え、追加質問への回答や自由記述の内容も反映し、推薦結果をリアルタイムで更新する仕組みだ。

米ITメディアThe Vergeが13日(現地時間)に報じた。利用者は、より多く見たいテーマや減らしたいテーマを追加・管理できるようになる。

この機能の特徴は、推薦表示の調整を従来より利用者の手元に近づけた点にある。個別投稿の「…」メニューから「関心あり」「関心なし」を選択でき、Facebookは投稿の下部にこうしたボタンを表示する場合もあるという。選好シグナルが入力されると、推薦内容はすぐに反映される。

Metaによると、操作はボタン選択にとどまらない。利用者が何を好み、何を避けたいのかをより具体的に把握するため、追加の質問を表示できるようにする。さらに、利用者が自分の言葉で「もっと見たいもの」「減らしたいもの」を伝えると、その内容に応じて推薦をリアルタイムで更新する。簡単な選択肢に加え、自由記述によるフィードバックも取り込むことで、推薦精度の向上を狙う。

今回の変更は、MetaがFacebookで進めるAIベースのパーソナライズ機能拡充の一環だ。Metaは、自社のランキングシステムで大規模言語モデル(LLM)の活用範囲を広げていると説明している。自然言語に含まれる関心や文脈、利用者の意図をあわせて反映できる点を強調した。

Metaはこの手法について、「実際に会話できるアルゴリズム」を可能にするものだとしている。利用者が見たい内容や減らしたい内容を伝えると、推薦システムがリアルタイムで反応し、同じセッション内でもその時点で重要な関心に合わせて表示を調整するという。

Metaはすでに同様の仕組みを他サービスにも展開している。「Your Algorithm」は今年初めにInstagramへ先行導入済みで、Threadsでも近い機能として「Dear Algo」を投入している。今回、Facebookにも広げることで、主要ソーシャルプラットフォーム全体で、利用者の入力を軸に推薦システムを見直す流れを続ける。

利用者にとっては、これまで見えにくかった推薦フィードの仕組みを一定程度コントロールしやすくなる意味合いが大きい。従来は、個別投稿への反応や視聴履歴をもとにアルゴリズムが間接的に学習する仕組みが中心だった。今後は、特定テーマの追加や除外、投稿単位での好みの指定に加え、必要に応じて自然言語で意図を伝える手段も使えるようになる。

これにより、Facebookの推薦の仕組みは、単純なエンゲージメント指標中心の運用から、利用者の意図をより重視する方向へ移る可能性がある。MetaがLLMを推薦システムに本格活用する方針を示していることから、今後のFacebookフィードは、明示的な利用者フィードバックをこれまで以上に素早く反映する運用に向かう見通しだ。

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