Cardano Cardは10月31日でサービスを終了する。画像=Cardano Card

Cardano(ADA)エコシステムのVisaブランド暗号資産決済カード「Cardano Card」が、10月31日でサービスを終了する。提携先Wirexの事業方針転換に伴うもので、後継サービスや代替手段は現時点で決まっていない。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが13日(現地時間)に報じた。運営側アカウントは、終了日まではカードを通常通り利用できると案内し、利用者に対して終了に備えるよう呼び掛けている。

今回のサービス終了は、カードプログラムの提携先であるWirexが、従来のカストディアル型インフラを終了し、非カストディアルモデルへ移行する方針を打ち出したことを受けた措置だ。これに伴い、Cardano Cardプログラムとの提携も10月31日で終了する。代替サービスについては、今後あらためて案内するとしている。

Cardano Cardは2025年11月、EmurgoとWirexの提携を通じて提供を開始した。カードはWirexアプリに統合され、130カ国で600万人超が利用可能だった。利用者はADA、ビットコイン、イーサリアム、USDCを含む685種類超の暗号資産を使い、Visa加盟店で決済できた。あわせて、DeFi関連機能も提供していた。

足元の焦点は、サービス終了後に代替手段が示されるかどうかに移っている。運営側は、まずカード保有者の意見を聞きたいとしており、プログラムの次の段階に関する詳細も近日中に公表すると予告した。ただ、代替カードや新たなサービス提供者、別の決済手段の導入は、現時点では確定していない。

こうした先行き不透明感は、Cardanoエコシステム内の変化とも重なる。Emurgoは2026年7月、Cardanoの中核機関5者が参加する共同ガバナンス体制「Pentad」における役割から退くと発表した。当時は、SecondFiの復旧手続きに注力すると説明していた。これにより、PentadにはInput Output、Cardano Foundation、Intersect、Midnight Foundationが残る形となった。

Cardano Cardを日常の決済手段として使ってきたADA保有者にとって、10月31日は対応の節目となる。サービスは同日まで維持される見通しだが、その後の決済インフラをどのような形で引き継ぐのかは、なお見通せていない。

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