XRP(写真=Shutterstock)

XRPの現物取引が急減している。The Crypto Basicが13日報じたところによると、中央集権型取引所におけるXRPの現物取引量の7日移動平均は、8月26日の25億9700万ドルから10月11日には6億5380万ドルへ縮小した。減少幅は19億4300万ドルに達した。

7日移動平均は、直近7日間の1日平均取引量を基に日々の変動をならした指標だ。XRP価格が8月の安値圏を上回る水準まで戻した後も、現物取引の比重は回復していない。

減少はBinanceに限らない。BinanceのXRP現物取引量は、8月26日の5億9700万ドルから10月11日には1億6800万ドルへ縮小し、4億2900万ドル減った。

Binance以外の中央集権型取引所を合算した現物取引量も、同期間に20億ドルから4億8580万ドルへ減少した。減少幅は15億1400万ドルで、Binanceの減少分の3.53倍に上った。

一方、先物取引は高水準を維持した。9月のBinance、Bybit、OKXにおけるXRP先物取引量の合計は561億8000万ドルとなり、過去6カ月で最高だった。このうちBinanceが323億6000万ドルを占めた。

現物と先物の乖離は、Binanceの内部指標でも確認できる。Binanceの現物の構成比は、9月26日時点ではXRP取引全体の31%だったが、10月11日には12.7%まで低下した。市場活動に占める現物の比重が大きく縮小したことを示している。

出来高ベースでみると差はさらに大きい。10月11日時点で、BinanceのXRP先物取引量は現物の約7.9倍となり、9月26日時点の約3.2倍から拡大した。短期間で先物偏重が一段と強まった格好だ。

8月16日には現物の構成比が11%まで低下していた。当時のXRP価格は0.99ドルを下回る水準で推移していた。足元では1.36ドル近辺で取引されているが、現物と先物の隔たりは、8月の軟調局面と同程度の水準にある。

足元のXRP相場の持ち直し局面では、どの程度の現物需要が相場を支えているのかが焦点となる。現物取引は3分の1程度まで縮小した一方、先物取引は直近6カ月で最も強い水準にあるためだ。今回の反発が実需の買いよりも、デリバティブ主導の投機的な取引にどの程度依存しているのかが、当面の注目点となりそうだ。

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