Cardano(ADA)が0.24ドルを下回り、相場の下押し圧力が強まっている。大口投資家の売りに加え、ネットワーク活動の鈍化も重なっており、市場では一段安への警戒感が広がっている。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」は13日(現地時間)、アナリストのアリ・マルティネス氏が、大口投資家の売却とネットワーク指標の悪化を踏まえ、Cardanoが調整局面に入りつつあるとの見方を示したと報じた。
同氏は0.24ドルを重要な節目と位置付けている。ADAは足元で0.2386ドルと、この水準をわずかに下回って推移している。上昇チャネルのサポートを明確に割り込めば、下限にあたる0.21ドル近辺まで約12%下落する可能性があるという。
需給悪化の背景には、大口投資家の売りがある。オンチェーン分析企業Santimentによると、直近5日間で大口保有者は1億1000万ADA超を売却した。価格がサポート水準を試す局面で、こうした売りが相場の重しになっている。
ネットワーク参加を示す指標も弱い。日次アクティブアドレス数は2万7248から1万5977へ減少し、減少率は41.36%に達した。大口の売却とアクティブアドレスの減少が重なり、現行水準でのADA需要の弱さが意識されている。
足元の値動きも軟調だ。ADAは直近7日間で約6.8%下落した。一方、直近30日では15%上昇しているが、年初来では28.32%安となっている。
もっとも、ネットワーク処理量には明るい材料もある。Cardanoは10月6日から11日にかけてのエポック660で、178万906件の取引を処理し、過去最高を更新した。手数料は約33万7720ADA、1件当たりの平均手数料は0.19ADAだった。ただ、取引件数の増加がユニークユーザーの増加やADA価格の反発に直結するとは限らない。
今後の焦点は、0.24ドルを回復できるかどうかだ。マルティネス氏は、この水準の回復が重要レンジの奪回につながる可能性があるとみている。ただし、大口投資家の売りやネットワーク活動の減速が続けば、戻り局面でも上値は重くなりそうだ。
短期的には、0.24ドルを再び上回れるかが相場の分岐点となる。回復できなければ、0.21ドル近辺までの追加調整が意識される一方、0.24ドル台を取り戻せば、下落基調がいったん落ち着くかが次の焦点となる。