Rippleが支援するEvernoss HoldingsのNasdaq上場後も、XRPの上値は重い。主要暗号資産が小幅安にとどまる中、XRPは下げ幅が相対的に大きく、上場を手掛かりにした買いは広がらなかった。
ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、13日午前時点のXRPは直近24時間で3%下落し、1.37ドル。時価総額は約864億ドルとなった。
同じ期間の下落率は、ビットコインが1%、イーサリアムが0.5%。Evernossの上場という好材料が出たにもかかわらず、XRPの反応は限定的だった。
Evernoss Holdingsは9日、Armada Acquisition Corp IIとの統合を完了し、12日にNasdaqでティッカー「XRPN」として取引を開始した。保有するXRPは約4億7300万枚で、取引費用控除後の手取り資金は約3億ドルとしている。
出資にはRippleのほか、SBIグループ、Arrington Capital、Pantera Capital、Kraken、GSRなどが参加した。事業の中核をXRPの保有・管理に据えている点から、一般的なRipple関連ニュースよりも、XRP価格との結び付きが強いイベントと受け止められていた。
ただ、上場初日の株価も軟調だった。XRPNは取引開始直後に19.38ドル前後を付けた後、16.91ドルで引けた。
XRPが上場を材料に反発しきれなかった背景には、需給面の構造がある。Evernossの保有分の大半は、投資家による既存拠出分と過去の購入分で構成されている。上場に合わせて市場で4億7300万枚のXRPを新たに買い付けたわけではなく、上場そのものが新規の買い需要を直接生んだわけではないためだ。
過去にも、Ripple関連の大型契約や買収、規制を巡るニュースがXRP高に直結しなかった例はある。今回はEvernossの事業そのものがXRP保有を軸としているだけに、より直接的な追い風になるとの見方もあったが、実際の値動きはそれを裏付けなかった。
今後の焦点は、上場の事実そのものより、Evernossが今後どのように資金を運用するか、追加のXRP購入に動くかに移りそうだ。現時点では、上場ニュースだけでXRPの需給を変えるほどの新規買いは確認されていない。