BYDは、大型EVセダン「Da Han」を中国で発売した。1回の充電での航続距離はCLTC基準で最大1008km。超急速充電や高級装備を前面に打ち出し、中国のプレミアムEV市場で攻勢を強める。
米メディアのElectrekが10月13日(現地時間)に報じた。Da HanはBYDの「Dynasty」シリーズに加わるフラッグシップセダンで、既存の「Han」より上位に位置付けられる。
価格は23万5900~27万5900元。3グレードを用意し、後輪駆動車と四輪駆動車を設定した。
ベースとなる後輪駆動のプレミアムモデルは、中国乗用車試験サイクル(CLTC)で最大1008kmの航続距離を確保する。最上位の四輪駆動モデルは880km。全グレードに容量102.326kWhの第2世代ブレードバッテリーを搭載した。
後輪駆動モデルの最高出力は370kW(496馬力)。四輪駆動モデルは前輪に200kWのモーターを追加し、システム最高出力は570kW(764馬力)に達する。0~100km/h加速は3.3秒としている。
充電性能も訴求点の1つだ。BYDによると、フラッシュ充電技術により、バッテリー残量10%から70%まで5分、97%まで9分で充電できるという。ただし、超急速充電の性能は充電設備やバッテリーの状態などの条件によって変動する。
ボディーサイズは全長5256mm、全幅1999mm、ホイールベース3130mm。デュアルチャンバー式エアサスペンション、後輪操舵、無重力フロントシートなども採用した。
全グレードでLiDARを搭載し、BYDの運転支援システム「God’s Eye B」を標準装備する。高速道路や市街地でのナビ連動の走行支援機能に加え、遠隔駐車にも対応する。
BYDは、先行投入したフラッグシップSUV「Da Tang」に続いてDa Hanを追加し、中国の高級EV市場でラインアップを広げている。